私は平衡感覚がぶっ壊れた様なふらつきの不安を抱えながら、2011年1月末にジャカルタから緊急帰国し、厚生年金病院に急いだ。

 まず、耳鼻咽喉科から受診した。
ゴーグルみたいなレンズを嵌めて、仰向けに寝た状態から上半身を起こし、目の眼振を調べた。

【良性発作性頭位めまい症】
耳石が何らかの原因で物理的に剥がれ落ちた状態にある。1~2週間で自然に治りますよ。と診断は直ぐに下された。

実際にふらつきは2週間で完治した。
その後、めまい・ふらつきは1回も無かった。




続いて脳神経外科を受診。
CTとMRIを撮ってから妻と暫く待合室で待ち、呼ばれた。
CT検査で異常が発見され、再確認の為に造影剤ありでMRI検査を行ったのだ。

CT 画像


※オリジナル画像を左右逆転。



MRI 画像

※オリジナル画像を左右逆転。


先生がMRIの画像を見ながら、
あのね~。
脳に異常は無いんだど…。


右耳の奥の部分に聴神経腫瘍と言う、良性の腫瘍があるね。

大きさは20mm位で小さくは無いよ。
中の小くらいの大きさだね。

この腫瘍の空洞に見える部分は水が溜まっていてね、こういうヤツは急に大きくなる場合があるよ。

対処として、
①経過観察する。6ヶ月ごとにMRI検査で腫瘍の大きさを確認する。

②脳外科手術により腫瘍摘出。

③放射線治療もある。

あなたの年齢と腫瘍の大きさを考慮すると、1年を目安に脳外科手術による腫瘍摘出をお勧めします。良く考えておいて下さい。

次は6ヶ月後にMRI検査して下さい。

と非常にわかり易く客観的に説明してくれました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

言葉が出なかった。

顔文字だと、こんな感じか?

((((;゚Д゚)))))))



良性だとはいえ、脳腫瘍の一種である今迄聞いた事も無い病気
【聴神経腫瘍】を宣告された。

帰宅途中の電車から、ネットで調べまくったのは、言うまでも無い。


マジかよっ‼ (半泣)


続く。