【マリンの受験戦記8~通信制高校探しの10のポイント~】

 

 

 

通信制高校を検討するにあたって、とりあえずは、ネットで検索して、資料請求をしまくった。

 

 

ところが、前回記事にも書いた通り、肝心なことは個別相談に行かないと分からない。

 

 

思うに。

 

 

通信制高校に進学を希望する子どもたちの事情は様々で、マリンのように、普通の高校の集団授業ではなかなか学習が難しい子もいれば、中学で不登校になった子(多分これが一番多いのかな)もいれば、はたまた…これは多分、最近は減少傾向にあると思われるけれど、要はやんちゃっ子たち。

 

 

そんな様々な事情の背景には、当然、親の事情も無関係でないことも、あるんだろう。

 

 

だからこそ…あれだ。

 

 

要は親の受験なんだな、あれ。

 

 

一般的な常識が、普通に通じる親かどうかを、チェックしたいんじゃなかろうか。

 

 

憶測だけど。

 

 

多分、そんなに外れてないと思われ。

 

 

私立のトライアウトも、親同伴の面談が必須だし、要はアレと同じなんだろう。

 

 

通信制も、要は私立がほとんどだもんね。

 

 

そんな訳で、一校一校、合計10校の通信制高校およびサポート校を、足を使って調べまくった2か月半。

 

 

多分わたし今、愛知県下で一番、名古屋の通信制高校に詳しいと思う(笑)

 

 

一校、二校と、訪ねていくうちに、新たな情報が入ってきて、その度に、前に訪ねた学校はそのあたり、どうなのかなと、電話で問い合わせる日々…

 

 

は、ものすっごく大変!!

 

 

だったので、通信制高校、サポート校の個別相談に行く際のチェックポイントを記録しておこうと思う。

 


 

●チェックポイント1 ー 授業が午前からか、午後からか

 

 不登校経験者には、夜型の生活になっている子もいるため、授業が午後から始まる学校もちょこちょこあった。

 

 または、個別指導か、集団授業かによって、午前と午後を分けていたりする。

 

 うちは、せっかく中学校に毎日通学できているので、このまま朝型の生活をキープすべく、午前から授業がある学校に絞った。

 

 

●チェックポイント2 ー 個別・集団・マンツーマン・映像 ー

 

 マリンにとって最大のチェックポイントだったのはココ。

 

 普通クラスの集団授業を8年間、空想に費やした実績の持ち主に、中学よりさらに難しい高校の内容を、集団授業でとか、あり得ないあり得ない笑

 

映像授業はありかなぁとは思ったけど、それだけではやっぱり心もとない。

 

やっぱり個別指導が必須だ。

 

 (ちなみに、トライはマンツーマン授業があるけど、年間の授業時間に限りがあるので、詳しくはトライに要確認)

 

 

●チェックポイント3 ー 授業内容が卒業単位74単位と関係しているかどうか

 

 通信制高校の中には、

 

 「卒業のための単位なんて、余裕でしょ?

  それはお家でさっくりやってきてね♪

  学校では、もっと面白い、実践的な学びをしてみたくないかいベイビー♪」

 

 的な、コンセプトと思われる学校がいくつかあって…

 

 あ~……つまり……頭のイイ子むけの教育?ってことかなぁ~??

 

 もちろん、そういうとこはマリンの志望校としては除外笑

 

 

●チェックポイント4 ー 通学定期の有無 ー

 

 通信制高校に通学する場合、大きく3パターンがあって、

 

 1 学校法人が直接開いている通信制高校

 2 学校法人がやってる通信制の高校と提携している、サポート校

 3 全日制の高校が母体となっている学校法人の、通信制部門

 

1と3は、いわゆる、高校で、2は、私塾扱いらしい。

 

んで、2の場合、通学定期が…買えない!!

 

ーーのはまだ分かるんだけど、1でも、3でも、学校によって、または鉄道会社によって、通学定期が買えたり買えなかったりする。

 

通勤定期は、通学定期の約3倍…3年間通う事を思うと、まことに馬鹿にならない金額差である。

 

絶対に要チェック。

 

 

●チェックポイント5 ー 費用の総額 ー

 

通信制高校の授業料は……分かりにくい!!!

 

やたらにリーズナブルな料金表に驚いていたら、

 

“個別指導は別料金”

 

とか、

 

“コース料金は別料金”

 

とか、

 

“オプション授業は別料金”

 

とか、小っちゃく書かれていて、その肝心の“別料金”の内容は、

 

『詳しくは個別相談にておたずねください』

 

だったりする……。

 

怖すぎる……。

 

 

●チェックポイント6 ー 学年ごとに履修する単位について ー

 

基本的に、通信制高校の単位は、全日制で言うところの普通科とほぼ同じ。

(一部の学校を除く)

 

なのだけれど、1年時、2年時、3年時に、何をどれだけ履修するかは、学校ごと、サポート校ごとで、すっごい違う。

 

ほとんどの学校は、1年時に必修科目のほとんどを押さえた25~26単位が標準となっているけれど、その単位が完全に固定の所もあれば、自由に増減させてくれるところもある。

 

マリンは、卒業に必要な74単位のうちの大半を、2年の終わりまでに取って、3年は、進路に沢山の時間を使わせてあげられたらと思って、単位の増減が自由な学校を選んだ。

 

 

 

●チェックポイント7 ー スクーリングの場所 ー

 

通信制の学校には、スクーリングっていうのがあって、いわゆるこれが授業にあたるわけだけれど、これが、学校によってすんごい違う。

 

関東の本校に1週間(お泊り)とか。

 

めっちゃ遠くの離島に1週間(もちろんお泊り!)とか。

 

あるいは県内の大きな施設を借りて、1週間そこに通うとか。

 

かと思えば、いつもの校舎での、いつもの授業=スクーリング扱い、という学校もある。

 

当然、お泊りコースは別途料金が発生する。

 

絶対に要チェックである。

 

 

●チェックポイント8 ー テストの合格点と追試の有無 ー

 

基本的に、3割程度の点数で、単位を取れる学校が多いけれども、中にはもっと低い点でもOKな学校もあった笑

 

いや、そんなことある!?!?

 

とはいえ、単位を取れなかったら卒業できないわけで…追試のシステムも、がっつりチェック。

 

 

●チェックポイント9 ー 自習室の有無 ー

 

前述の通り、我が家は自宅学習には全然向かない環境なので、自習室の有無は大変重要。

 

その自習室に、先生の目が行き届いているかどうかも、空想癖ちゃんには大事なポイントだ。

 

 

●チェックポイント10 ー レポートの提出方法~紙かデータか~ ー

 

通信制の高校は、レポートとよばれる、プリント学習みたいなのがあって、これが、紙ベースの学校と、タブレットベースの学校があった。

 

マリンはできれば紙ベースが希望だったけど、まぁどうしてもでもないし、最後はそこは拘らない事にした。

 

 

 

以上、

どこかで、どなたかのお役にたてましたなら、これ幸い。

 

 

 

つづく!