美術館の寄贈が賛成多数で可決された
反対は私も入れて10名
本会議での私の反対討論要旨は以下のとおり
建設費だけでも7億円もの多額の寄付の申しいれについては敬意を表す。
総務常任委員会を傍聴した。賛成意見も反対意見も美術館受け入れに、多くの問題点を指摘。
美術館建設場所や毎年7000万円になる維持管理費などの危惧が示された。、できれば総合文化施設に併設することが、より市民が利用しやすいものになると思う。
また、今回の美術館受け入れに付随して香里ケ丘図書館をリニューアルして、両者の管理運営を指定管理者に委託するとの方向性を示された。本件を考える上で、美術館だけでなく図書館のあり方も検討されなければならない。
市政運営方針で市長は、生涯学習市民センターと図書館の管理運営を一体として指定管理者に委託し、効率的運営を図るとの方針を示された。
しかし、管理運営を一体とすることで、生涯学習市民センターと図書館が利用されいる市民の皆さんにどのような影響があるのか、どのような市民サービスが必要とされているのかの基本方針も不明だ。これから検討を行うとのことだが、効率的運営は、直営ではできないのか、民間に任せることでどのような問題があるのかもこれから議論が必要。
市民活動の拠点としての生涯学習市民センターや図書館の管理運営は安易に民間に任せるべきではないと考える。
同じように、今回の美術館と香里ヶ丘図書館との一体的管理運営をどのように行うのか、図書館の管理運営を指定管理者に任せることを、生涯学習市民センターと図書館の指定管理制度導入に先行して決めることには反対。指定管理制度の導入で、どような問題があるのか、生涯学習市民センターと図書館の指定管理制度導入とあわせて、利用されている市民の皆さんのご意見などお聞きして、慎重に検討する必要がある。
地元の方から「何故、そんなに早く決めるのか。もっと、地元に説明をしてから、地元の意見を聞いてから判断してほしい。」などのご意見を数多く伺っている。
今議会で、美術館の受け入れと香里が丘図書館の指定管理制度の導入まで決めてしまうことは、拙速だ。時間を慎重に議論をすべき。以上の観点から、美術館の負担付寄付の収受について反対する。