香里ヶ丘中央公園への美術館建設は、市民の意見を反映して白紙に戻すことも含めた再検討を | 手塚たかひろ日誌

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香里ヶ中央公園への美術館受け入れ、地元では見直しを求める署名運動も始まっています。 手塚たかひろ議会報告15号(6月1日)で、白紙に戻すことも含めた再検討を行うべきだと、私の見解をのべています。



香里ヶ丘中央公園への美術館建設は、市民の意見を反映して白紙に戻すことも含めた再検討を

 3月議会で、民間の方から美術品と香里ケ丘中央公園に美術館の寄贈を受ける提案は、私も含めて10名の議員が反対をしましたが、賛成多数で可決しました。

公明党 民主クラブ みんなの党 自民党の4会派を代表した議員の賛成討論は、

「香里ケ丘中央公園よりも枚方市駅周辺に予定されている総合文化施設に美術館を併設する

方が、交通の便もよく多くの来客が見込まれるし、管理運営もホールと一体管理でき優れている ② 維持管理費に年間7000万円近い税金の投入が見込まれる。財政状況が厳しい中、浸水対策、子育て対策など他に優先的に財源を回すべき」などと問題点を指摘した上で、

「多額の私財を投げ打つ寄付者の熱い思いを受け止め、本市の文化芸術施策の核となることを期待して賛成討論」とするもので、実質的には反対討論というべきものでした。議会では誰も両手を上げての賛成はなかったわけです。

 5月13日に開成小学校で行われた地元住民への説明会でも「住民への事前説明はなかったこと、公園の緑や子どもの遊び場が削られること」など様々な意見が出されましたが、行政の説明はこれらの疑問に答えたものではなく、住民の納得を得られるものではありませんでした。このようななかで、美術館建設を強行すべきではありません。現時点では白紙に戻し、市民との対話を深め、建設場所も含めて検討しなおすべきだと考えます。

 地元の自治会では「中央公園に美術館を建設することを再検討し、白紙に戻すことを求める要請署名」の取り組みも始まっています。