中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州に地震があり、人的被害の他、九寨溝の水が干上がった。風光明媚な地で、貧しいチャン族の生活を支えていたはずの観光地が破壊された。前回の四川大地震でもチャン族が苦難を強いられた。
このチャン族は日本人のY-DNA Dと同じ男性遺伝子を持っており、また中国の古代、春秋戦国時代の姜、斉、秦と同族の遊牧民であった。
すなわち、今でこそ日本人と異なる言語(チベット系の少数民族の言語)を喋っているが、膨張する漢民族から逃れるため、広大な中国大陸の原野を去って、災害も多い四川の山岳地帯にヒッソリと暮らしている。
彼らの知恵で生き残って欲しい。
①-1 世界遺産の九寨溝、無残な姿 水干上がり池底露出
10日、地震の被害で水が干上がった九寨溝自然保護区の「火花海」。下は2016年4月に撮影された写真=中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州(共同)
【九寨溝共同】水が干上がり、底が露出した池。中国内外の観光客を魅了したエメラルドグリーンの景観は無残な姿に変わり果てていた―。中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州にある世界自然遺産の九寨溝自然保護区。「復旧には2~3年はかかるだろう」。8日の地震の猛威を物語る爪痕を前に、住民ら関係者の表情には失意の色が濃い。10日、外国メディア記者として初めて、被災した保護区内に入った。
震源地の九寨溝県の中でも極めて深刻な被害を受けたのが自然保護区。管理局によると海抜約2200メートル地点の名所の池「火花海」は長さ50メートル、深さ12メートルにわたり決壊した。
①-2 九寨溝の絶景「火花海」⇒ 大地震で水が消える 世界遺産に大ダメージ(比較画像)
8月8日に中国四川省で起きた大地震で、世界遺産の名勝「九寨溝(きゅうさいこう)」にある湖「火花海(かかかい、ひばなかい)」が決壊して水がほとんどなくなった。多くの観光客を魅了してきた美しい景観が大きなダメージを受けた可能性が高い。中国経営報が写真付きで報じた。
火花海は標高2187メートルにある湖で、土石流が積み重なってできたと言われている。エメラルドグリーンの水を湛えており、夕日が反射するとキラキラと輝く様子が「火花が散るようだ」として、この名前がついた。
九寨溝の管理当局によると大地震で長さ50メートル、深さ12メートル、幅20メートルにわたり決壊。当局は「甚大な被害」と発表している。
地震前
② 火花海、九寨溝
③ チャン族は日本人と同族