映像制作の仕事にしてくれていた
松平くんがいる。
松平くんは
天下の松平家の末裔。
だから、
嫌いな言葉は、
『大政奉還』『黒船』
好きな言葉は
『参勤交代』『江戸』
か、
どうかは、わからない（笑）
でも、そんな歴史的背景もあって、
敬意をもって、
『ちょんまげクリエイター』と
呼んでいた。
できれば、ホントにチョンマゲにしたら
話題性抜群なのに！
松平くんは映像作家として、
世界を目指している。
そんな、彼が今回、
ウィルフォワードを
卒業することになった。
もっと色んな表現を
学んでみたいということで
新たな挑戦にでるという。
でも、
僕らに、そもそも退社とか、
縁がなくなるという概念はない。
そう、
脱藩の概念がない（笑）
だって、
今まで同じ釜の飯をくってきた仲間だし、
僕たちは、ファミリーだからね。
いつでも
この家に戻ってこれるような
存在だと思ってる。
それが
ウィルフォワードのスタンス。
彼も『チャレンジしたい』と
みんなに告げるのは
すごく
勇気がいることだった。
『でも、きっと
みんなは応援してくれる。』
そう思って決めたそうだ。
僕は夢を追いかけて、
違うステージに挑戦する彼を
応援したいし、
仮に辛いことやうまくいかないことが
あった時に支援できる存在になりたい。
そんなチョンマゲクリエイター松平くんが、
最後の朝食をつくるために
名乗り出てくれた。
ウィルフォワードは、
毎週木曜日に、朝食をつくる
『パワーモーニング』という文化があるのだ！！
※詳細は別記事参照。
彼が前日の夜から
作った料理に驚愕した。
僕が朝来ると
目を
つぶって
テーブルまで
歩かされて
目を開けると
じゃん。
おーー、
なにこれ！！
すげーーーー！
これ、ラタトゥイユというフランスの郷土料理。
彼が前日からトマトとナスとズッキーニを
コトコト煮込んでつくったのです。
口に入れると、
セボ～～ん
うまい！
彼が前日から、一人で
力を入れて作ってくれた料理。
見た目も完璧。
味も完璧。
パワーモーニング史上
一番うまい！！
と僕が大声で叫んでしまった。
で、この料理には、
すごいメッセージを
込めてくれたと思って感動した。
やっぱり、
愛情を込めて、
丹念に時間をかけて
一つの作品を
僕らに作ってくれた。
料理も仕事も
そこに想いを込めてくれてるか、
見れば一発でわかるよね。
だから、
彼が最後の朝食に
彼の渾身の
愛と感謝を込めて
この美しい作品をつくってくれた。
それが嬉しかったね、僕は。
チョンマゲ君には初め
いろいろ厳しく言いました。
仕事の仕方よりも
生き方とか、スタンスを
伝えた気がします。
そんな、
彼が巣立っていくのは、
ちょっぴり悲しいけど、
頑張れよ！！
外様になるけど、
ウィルフォワードにも
参勤交代しにこいよ！！
最後に、君が輝く武士になれるように
エールの曲でお別れです。
きらきら武士 / レキシ feat. Deyonna（椎名林檎）
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