終幕の警鐘 | なし

なし

無し

  それは、ある槍の物語。ある男の手に渡った、ある槍の物語。
  男は知らなかった。自身の刻に終わりが近付いていることを。
  槍は知っていた。男の刻に終わりが近付いていることを。

  男は愛していた。その槍を振るう度に鳴る儚くも美しい音色を。
  そして槍はなき続けた。男に終わりを告げようと。
  いつしか男は息絶えた。激しい戦場で愛する槍の音が鳴り響く中。

  それは、終わりの物語。ある男の刻が終わった物語。
  冷えた肉塊になってしまった男の横で、
  槍は568番目の持ち主の死を、ただ静かに嘆き哀しんだ。

  槍は次の持ち主を待っている。持ち主の命が失われる終焉の刻に、
  再びその美しい音色を鳴らす日を。永遠に続く刻の中で、
  幾度となく終わりを見てきた槍は今も待ち続けている。

 ーーENDーー






 先が見えず怖じけづくが、己の内なる牙を研ぎ澄ましていたら、いつかは、この槍を使う戦士の様に…


 ラガーマンやプロレスラー、ボディビルダーの様な身体を持つ打撃使いになりたい。








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 ひぐらしのなく頃に~神殺し編~

「ハイエナ~HUNTING the GRAPPLER」
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