骨と肉と骨と肉が、ぶつかる鈍く重い嫌な音がなる。
雄獸の顔面から少量の血がダラダラとゆっくり流れている。正確に言えば「御狐神」のストレートに近い右のスマッシュパンチにより、額の肉が薄い部分が切れ、そこから流血しているのだ。
しかし、雄獸の貌に、快感が放たれた時の笑みと、獣が獲物を補食する時の眼光が共存して表れていた。
それに対し御狐神は、怒り、憎しみ、哀しみ、闘争を剥き出しにし雄獸を睨み付けているが、打った右拳が少し腫れてきていた。
御狐神が雄獸に右拳で殴った際、その拳を硬い額で受けられた事が原因だ。
御狐神が右拳にジワジワと浸食してくる痛みに一瞬気をとられる。その時を雄獸は逃さなかった。
雄獸は顔面のガードを固めて、御狐神に突進する様に勢い良く距離を縮めていく。
雄獸が左ジャブを連射していく。
ボクシングのソレよりリーチの短い。寧ろ、前の手で空手等の正拳突きを打っていく感じだ。
ボクシングのジャブの方が当然リーチがあり届く。
しかし、素手なら正拳の様に打つ方が拳を壊す事は無くなる。
御狐神は瞬時にガードをして顔面を守るが、ガードをしている前腕を殴られている様だ。
ガードが抉じ開けられて出来た正面の隙間から、雄獸の正拳突きの様な右ストレートが御狐神の顔面を撃ち襲って来る。
御狐神は、ソレに合わせ上体を若干反らせ、弾丸の様なストレートを避ける。
だが、ソレと同時に御狐神の右肋に砲弾で撃たれたかの様な激痛が走った。
雄獸のボディフックだった。
ボクシング系のボディと言うより、フルコンタクト空手の下段鉤突きだ。
御狐神は、重い激痛と共に込み上げてくる息の出来ない苦しさにより、上体を丸めてしまう。
更に、左脚内側の膝間接近くの肉が薄い所に太い鉄柱で殴られた様な激痛まで襲い掛かって来た。
相手の脚を巻き込んで蹴る様なフルコン式のローキックを撃たれてしまった。
御狐神の上体は、前のめりとなり、雄獸に後頭部を晒してしまう。
そこに、御狐神の後頭部を目掛け、雄獸の左の肘が振り落とされた。
~雑記~
久し振りに「いぬぼく」の小説を更新出来た。
恐らく、自分がキックの試合に出場し敗北した事等、この2週間色々な事があった為、昨日位からフッと具体的なイメージが湧き出て来たのだ。
書くのは今しか無いと思った。
本当は、"藤原ここあ"先生が生きている内に完成しておけば良かったのだが…まだ途中だ。
いつか、あの世で会いましょう。
追記させてくれ…
また、悲劇が起こってしまった。
岩手県矢巾市の中学2年生の男子生徒が列車に飛び込み自殺をしてしまった。
イジメが原因だ。
加害者を殺したい。
顔面を殴り続け、サミングで眼を抉り抜き、肋を蹴り折り、陰部や恥骨を粉砕し、膝間接を蹴り壊し、脊椎をへし折る。
これ位しても良いだろう。
加害者家族から財産を強奪して、奴らを屠殺する。
現場責任者の担任もそうだ。奪っても良い。
復讐の機会を与えろ。
ソレしかネットリとベタ着いた汚辱も、恐怖も、哀しみも、虚しさも取れないのだから。
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余りにイスラム国が殺り過ぎなので、ISISのネット上での妨害・撲滅に協力、批判短編小説を掲載致します。
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(アッキー)