自己絶対化 | 進撃の庶民 ~反新自由主義・反グローバリズム
月曜日は、先週からジータ氏のコラムです。本日は『自己絶対化』についての稿を頂いております。



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第二回目は 『 自己絶対化 』 について考察してみたいと思います。

最近のネット政治経済論壇では、三歩進んで二歩下がるという方法ではなく、『 安倍政権討伐・自民党不支持こそが最高の救国であり、安倍批判・自民批判をしない者達は売国奴 』、という論調が、ごく一部の界隈にて盛り上がってるようです。そして、自民党に関係すること、例えば、自民党員であることすら許されないようで、それだけで売国奴扱いをされるようです。

さて、10年以上昔になりますが 『 Death Note 』 という作品が週刊少年ジャンプで連載されてました。

これは 『 人の名前を書くと、書かれた人間は死ぬ 』という死神のノートであり、主人公である夜神月(ヤガミ ライト)が、このノートに凶悪犯罪者の名前を片っ端から書きまくり、心の優しい人間だけしかいない平和な世界を創造し、その世界で神となることを目指すという物語です。

物語の顛末はレンタルストアで借りて頂くとして、冒頭の思想集団にデスノートを持たせたらどうなるでしょう。

まずは、自民党総裁あたりの名前を書くのでしょう。そして、自民党の役職の高い順から名前を書いていけば、彼らが忌み嫌ってる自民党という組織はこの世から消え去り、だれも支持できなくなります。

さて、その次の段階として、物語の主役である夜神月には
『 心の優しい人間だけしかいない平和な世界を創造する 』
という目的がありましたが、彼らの目的は何なのでしょう?

議院内閣制という仕組上、政府が存在しないことには、政治が機能しません。
彼らが悪の元凶と叫んでる、統一教会、日本会議、ユダヤ組織などを消し去るつもりでしょうか?

だったら最初からこれらの組織の悪行を世に知らしめたほうがいいはずで、安倍政権や自民党がコイツラに操られてるなら、むしろ、こっちの方を始末するのが先でしょう。

とりとめのない話になりましたが、自己絶対化というのは、詰まる所、出来もしないことを声高に叫び、自分のできる範囲の事を地道にやってる人達を侮蔑するだけの、最低最悪な所業であると思わずにはいられないのです。

心当たりのある人は真剣に考えてみてください。

(了)


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