標のヤタガラス
耳と全身を澄ませて!
風を感じて。
今、風はどちらへ向かって吹いているのでしょうか。
行き先を心に描けば、おのずと風向きが変わり、
あなたはそこに向かって運ばれていくのです。
迷うことをまずやめると決めなさい。
私が案内しましょう。
まず前に一歩進むことが大切。
そう、風にのって!
【精霊たちのカード】
妖精や精霊たちのエネルギー
【テーマ】
道先案内 軽やかな行動 風を読む ビジョン
【場所】
和歌山県の熊野本宮・速玉・那智大社をはじめ
横浜市の師岡熊野神社など。
【カードからのメッセージ】
神倭波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)、後の神武天皇が高千穂から、この世界を治めるために東征され天皇を熊野から大和へと無事に導いた御先(みさき)の神霊が八肥烏(やたがらす)です。
「咫」とは長さを測る単位。
八咫は三尺以上もあります。
今、あなたのもとへ、この大きな導き手が羽根を広げて舞い降りてきました。
烏はその驚くべき叡智と鋭いまなざしで、あらゆる文化で「太陽の烏」として大切にされ、世界の創造に関わる存在として、また道を開くガイドやメッセンジャーとして、わたしたちに深く関わっています。
このカードを引いたあなたは、ヤタガラスのスピリットから、いますぐ軽やかに行動しなさいというメッセージがきています。
行く先がまだ本当にハッキリしないから、一歩を踏み出すことに躊躇しているのかもしれません。
あるいはいろいろな可能性や選択枝を考えすぎて、どこにも行けなくなっているのかもしれません。
目を閉じて、ヤタガラスのスピリットと繁がってみましょう。
大空のヤタガラスを見上げるあなたの前に、今一本の光る道が見えてきます。
風を感じてください。
必要な情報に気づくことができます。
ヤタガラスの三本の足は、身体と精神(マインド)とスピリットの三位一体だけでなく、智、仁、勇の三つのエネルギーを表します。
勇気をもって、小さな一歩でも行動に移すのです。
鳥が、くるみを線路に置いて割るように、あなたが直接がんばらなくても、一歩風にのって動きはじめれば、周りのサポートがその流れを応援してくれるでしょう。
行動するには身軽になることも大切。
消化器系を整えるリンゴを食べましょう。
そして、黄色や金色をイメージできるものを取り入れてください。
パイナップルのジュースをグイッと飲んで、太陽の鳥、ヤタガラスとともに出発!
(出典『日本の神託カード』大野百合子・著)