パピーリナックス(Puppy Linux)はライブCDで動きます。パソコンをいっさい改変することなく動かせるので、まずはこれで試してみましょう。
目次
(1) .isoファイルのダウンロード (この記事)
(2) CDを焼く
(3) ライブCDからの起動
パソコンの条件は、CD/DVDドライブを持っていることと、RAMが256MB以上です。
ノートパソコンではCD/DVDドライブを持っていないことも多いですが、USB接続のCD/DVDドライブがあるなら大丈夫です。
CD/DVDドライブが無いとき、CDを焼くのはかったるいという気短な方は、Windowsインストーラを使うのがてっとり早いですね。でも、ハードディスクが事故る可能性はパピーと関係なく起こり得ることです。時間のあるときにパピーのライブCDを焼いておくとなにかと便利です。
RAMが256MB未満でもパピーを動かすことはできますが、簡単ではありません。ネット上でいろんな記事がみつかるかもしれません。
まずはライブCDの作成です。手順としては .isoファイルをダウンロードし、CD-Rに焼くことになります。ですからCD/DVDドライブはこれらを焼くことのできるものでなくてはなりませんね。CD-RWやDVD-Rでもよいのですが、読めないパソコンもあるので、CD-Rがおすすめです。
執筆時最新版は precise-571JP.iso 。
日付を見れば最新版がどれか分かりますが、パピーリナックス日本語フォーラムにも情報があります。
一般に最新版が良いとは限らないのですが、571JPは多様なハードに対応し、実装RAM256MBでも十分に動くので、お奨めです。非力なPCには4.xが良いだろうということで 431JP2012も根強い人気がありますが、ドライバを探してくるなど、インストール後もなにかと苦労があることを覚悟してください。
正しくダウンロードできたかどうか、少なくともファイルサイズは確認しておきましょう。たとえば precise-571JP.isoには次の表記があります。
Precise-571JP (140,869,632 バイト/ MD5: 3072b4c843071634778208779e27bdf4)
MD5チェックサムをWindows上で確認しようとすると、チェックのプログラムが必要ですね。Vectorなどで見つかるHashChecker は私のおすすめ。http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se283188.html
次は (2) CDを焼く