パピー用語集: マウント | パピーリナックスをはじめよう

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パピーリナックス(Puppy Linux)のプロモーション

Windowsユーザにとって「マウント」は耳慣れないかもしれない。
「マウント」とは装着のことで、装備は装着しなければ使えない。
あるいは「マウント」は取り付けで、「アンマウント」は取り外しと解釈するとよい。

機器のマウント
パピー(Puppy Linux)上でマウントは簡単で、たとえばハードディスクなどの機器に関しては、デスクトップ上にあるアイコンを(ダブル・クリックではなく)シングル・クリックすれば自動的にマウントされる。またシャットダウンのさいには自動的にアンマウントされるので、普通はあまり意識しなくてよい。

ドライブ・アイコン


USB機器のマウント
Windowsユーザにとって注意すべきは USBメモリの扱い。WindowsではUSB機器の「安全な取り外し」というのがある。Linuxでは「アンマウント」がこれにあたる。パピー上ではデスクトップ上のアイコンを右クリックし、「~をアンマウント」を選べば良い。アンマウントしないままUSBメモリを抜くと、データが壊れることがある。取り出しの前に必ずアンマウント操作を行うよう、習慣にしておかねばならない。

「マウント」が装着あるいは取り付けで、「アンマウント」が「取り外し」と解釈すれば良い。CDドライブのアイコンを右クリックで「アンマウント」を選ぶと、CDあるいはDVDなどのメディアが取り出される。

ファイルのマウント
パピーは .iso ファイルも「マウント」してしまう。
.iso ファイルは CD/DVDなどの内容を、そのファイルシステム(iso9660など)ごと一つのファイルの形に収めたもの。これをマウントすると、実際のCD/DVDをマウントしたのと同じように、その内容が見える。Windows 8などにある機能と同じ。

パピー(標準のファイルマネージャJWM)では、 .isoファイルをワン・クリックでマウントし、もういちどクリックするとアンマウントする。ダブル・クリックすると、マウント/アンマウントし、もとに戻る。

パピーでは .isoファイルの他に、.sfs ファイルもマウントすることができる。.sfs ファイルをワン・クリックすると、中身を見るかインストールするかを選択できる。「中身を見る」を選ぶと「マウント」され、中身が表示される。もういちどワン・クリックするとアンマウントされる。

追加アプリの .sfsファイルはインストールすることもできる。追加SFSのインストールは「ロード」ともよばれる。この場合も .sfsファイルは「マウント」されるのだが、パピーの根幹に組み込まれ、アンマウントの手続きは異なる。SFS_load で「アンロード」という言葉で外すことができる。

また.4fs あるいは .3fs, .2fs などの pupsaveファイルもマウントすることができる。ワン・クリックでマウントして内容が表示され、もういちどクリックするとアンマウントする。 ただし現在使用中のSFSやpupsaveファイルはマウントもアンマウントもできない。その内容を見るには /initrd/pup_* 以下を見る。

ファイルのマウントに関する注意
マウント中のファイルは移動も削除もしてはいけない。
インストール中のSFSや使用中の pupsaveファイルも同じ。移動も削除もしてはいけない。

これとは違ってインストール済みの .pet や .deb ファイル、展開して用済みの tar.gz, tar.bz2 などは削除しても構わない。