NVIDIAグラフィック・ドライバ | パピーリナックスをはじめよう

パピーリナックスをはじめよう

パピーリナックス(Puppy Linux)のプロモーション

最近のパピー(Puppy Linux)はグラフィックのドライバを自動設定してくれます。しかし失敗することもあって、そのときは Safeモードで起動し、 xorgwizard でドライバを選択してみる必要があります。

一見はちゃんとデスクトップが表示されているが、グラフィック・ドライバが適切でないために性能が出ないこともあります。

日本語版パピーリナックスの(本記事執筆時の)最新版、Precise-571JP では、たいていはうまくいきますが、NVIDIAのグラフィック・チップに限っては、専用のグラフィック・ドライバを別途インストールする必要があります。

グライック・チップの種類を調べる
パソコンのグラフィック・チップが何か、メニュー>システムにある「Hardinfo ハードウェア情報」で分かります。

ハードウェア情報

左側メニューでDeviceの下の PCI Devices を選び、右上に表示されるものの中から VGA compatible controller を見つけます。NVIDIA Corporation とあれば該当します。私の場合 Device 11c0 (rev a1) とあります。GeForce GTX 660 Ti なんですが、そのチップのモデル番号なんでしょうか。


ドライバの入手

NVIDIA専用グラフィック・ドライバについてパピーリナックス日本語フォーラムにトピックがあります。
Nvidiaドライバー(SFS)


フォーラム記事には自前でドライバをコンパイルする方法も記されていますが、コンパイル済みのものを探してみます。Precise-571JP や 550JP 用のものは次の場所にあります。
http://shino.pos.to/party/bridge.cgi?puppy/opt/pup5/precise/
nvidia-glx-* がたくさんあります。最新のものに拘らなければ、571JP用には次のものがお薦めです。
nvidia-glx-304.121-k3.2.48.sfs

304.121 の部分が NVIDIA社が付けたバージョン番号。この数字が大きいと最近のバージョン。この記事を書いている時点では 331.49 が最新。


k3.2.48 の部分はLinuxカーネルのバージョンです。このカーネルの番号が、お使いのパピーのものと一致しないと使えません。
カーネルの番号は、パピーのバージョンによって異なります。571JPのカーネル番号は 3.2.48、550JPのカーネル番号は 3.2.29 です。したがって nvidia-glx-304.121-k3.2.48.sfs は 571JPには使えますが、550JPには使えません。


カーネル番号は、さきの「Hardinfo ハードウェア情報」で左メニューで Operating System を選ぶと、右画面に Kernel Linux 3.2.48 (i686) などと表示されるので分かります。


ドライバのインストール

ダウンロードしてきた nvidia-glx-*.sfs を pupsave の置き場所と同じところに置きます。/mnt/home 内の precisesave.4fs (などの名前)があるフォルダ内。


これをクリックして「インストール」、あるいは右クリックして SFS_Load を選び、インストール(ロード)します。インストール後も、このSFSを削除したり移動してはいけません。


インストールすると NVIDIA X Server Setting を実行するかどうか聞かれますが、これはスキップ。次に Xorgwizard の実行を促されるので、これにしたがって Xorgwizardを実行。


Xorgwizardでは「nvidia : NVIDIA proprietary driver」を選択します。


参考リンク

仔犬の成長日記?