前回 に続いて、5月16日に行われた、第一タクシーの白神ガイド兼タクシードライバー研修の模様です。
午前中に行った留山では白神ガイド兼タクシードライバーの小林さんが案内役をつとめましたが、午後の十二湖では、熟練ガイドの山田さん
が案内役となりました。
まずは十二湖入口にある日本キャニオンの紹介からスタート。日本キャニオンがどう形成されたのかなどレクチャーしてくれます。
つづいて十二湖のビジターセンターを訪れました。十二湖の配置や成り立ちなどについて予備知識を得るためです。
十二湖ビジターセンターの裏には、なんと幻の魚イトウがたくさんいました。巨大です。
そのあとは十二湖の湧水。
その湧水で淹れたお茶をいただきました。
ちなみにさきほどの湧水は、この「沸壺の池」から流れてきています。美しい湖です。
いよいよ散策開始です。エンレイソウ、ツクバネソウ、ウバユリ、カツラの木、カタクリ、オニグルミなどなど、たくさんの草木について説明してくれます。「カタクリって片栗粉のカタクリですか?」などと不意に質問してみても、「昔は球根から片栗粉をつくってたんだよ」と、何を訊いても返してくれるのが凄い。
社内研修ですから、しっかりメモを取っています。
天気もいいし、新緑もキレイだし、十二湖散策に最適の日でした。
ブナ林にさしかかると、ガイドの山田さんは急に押し黙ります。「何も言うことはない。能書きよりも、このブナのグリーンシャワーをただひたすら浴びて歩くのがいいんだ」という理由です。ガイドにはこういうメリハリも必要なんですね。
そしてたどり着いたのが十二湖のシンボルともいえる「青池」。水深が9メートルもあるようには見えない透明度。そして透明なのに、深みのある青さに心をわしづかみにされます。
何度も来ているはずの白神ガイド小林さんもうっとりと眺めちゃうくらい。それくらい青池はやはり美しかった。
このような社内研修をして、第一タクシーのドライバーはお客様に素晴らしい白神体験をしていただけるよう準備をしています。