本日、2012年5月25日に白神山地「岳岱」へ続くゲートが開門されました。さっそく岳岱の様子を見に行ってきました。
途中、カーブミラーが何本も倒れていました。この冬の雪の重みのせいでしょうか。見通しの悪いカーブを走行する際は、クラクションを鳴らして自分の存在を知らせるなどしましょう。
岳岱自然観察教育林へ到着。400年ブナは今年も無事に立ち続けていました。
しかし折れている枝もありました。満身創痍といったところでしょうか。まだまだ頑張れ400年ブナ。
そして岳岱自然観察教育林のトレッキングコースは、まだ雪に覆われている部分が多く、歩くのには注意が必要です。
残雪の重みで遊歩道まで木々が押しやられていたり、折れた枝などが落ちていたり、まだ歩きづらさがあります。
雪に覆われてどこが遊歩道か分かりづらかったり、足が雪に幾分埋もれたりします。スニーカーでは歩くのが難しいかもしれません。長靴あるいはトレッキングシューズをオススメします。
気温はそれほど低くありません。長袖シャツ2枚を重ね着して、ジャンパーは不要。新緑と残雪の美しいコントラストの中を歩けます。
東北森林管理局の方々がトレッキングコースをチェックしていました。危険のある倒木や、落ちた枝などを確認して、トレッキングしやすいように対処してくれています。
いつもはうっそうと茂っている岳岱の森も、残雪があるとすっきりして見晴らしが良いです。これもまた貴重。
雪に埋もれて、ぐにゃりと曲がったブナの木。雪が解ければまた元通りに伸びていくことでしょう。
岳岱特有のごつごつした岩場もいつもとは違った光景。
ブナのまだ柔らかな葉がそこらじゅうに溢れていました。まさに目を覚ましたばかりの白神の森。
ブナの木の根元付近から新しいブナの葉が。貪欲に太陽光を求めているのでしょうか。
逆立ちしたようなブナの巨木。おっとっと、とバランスをとっているような。
こんなところからもブナの葉が。枝じゃなくて幹から直接。
岳岱自然観察教育林に新設された、ブナ二次林コース。二次林とは、自然災害や伐採などによって一度は失われながら、その後、再生した森林のことです。このブナ二次林コースは、遊歩道とその両サイドのブナの木々が非常に近く、近距離でブナと触れ合える楽しいコースです。また、ウッドチップの平坦な遊歩道なので車椅子でも観て回れる嬉しいコース。
ブナ二次林コースを歩きながら、ちょっと手を伸ばせば、ブナの息づかいに触れることができます。
岳岱にこんな巨木があったんだ!という印象的な木が、ブナ二次林コースには何本もありました。
もう少しすれば雪も解け、岳岱の森ももっとトレッキングしやすくなります。いよいよ白神山地のトレッキングシーズンが幕を開けるのです!