どうも、
翔です。
2018年ドーハ世界選手権 種目別 跳馬
ファイナリストはこのようになりました。⇒種目別跳馬予選結果(FIG)
PDF⇒種目別跳馬予選結果
跳馬は毎年必ず朝鮮半島の選手が決勝にいるのですが、今年も北朝鮮からリ・セグァンがトップ通過です。
跳馬大国韓国はというと、アジア大会で演技後に審判に挨拶をしなかったことで減点され、金メダルをみすみす逃したキム・ハンソルが、予選で着地に失敗して決勝へは進めませんでした。彼は国内の試合で最高Dスコア6.0の大技「ヤン・ハクソン」を成功させていて、決勝で見られるかもと期待をしていただけに残念です。
リオ五輪チャンピオン、世界最高Dスコアを2本揃えるリ・セグァンが予選1位通過、昨年の世界選手権種目別跳馬チャンピオン、日本の白井健三が7位通過、今年のアジア大会で種目別跳馬2連覇を達成した、香港の石偉雄が8位通過です。アジア勢は皆チャンピオンという肩書を背負って戦います。
さらにここでもロシア勢が強さを見せます。個人総合で上位につけたニキータ・ナゴルニーとアルトゥール・ダラロヤンがゆかに続いて跳馬でも顔を連ねました。
2人ともDスコア5.6を2本そろえ、しかもそれぞれ違う技という技の豊富さと層の厚さが垣間見えます。2人とも予選のEスコアは9点を超えていて調子もよさそうです。
ロシア勢に割って入ったのがアルメニアのアルトゥール・ダフチャン。
昨年までヨー2を跳んでいたダフチャンが、今年からはドラグレスクに変えて世界に挑みます。完成度が高く、必殺の武器として使っていたヨー2を捨ててまで跳馬に懸ける心意気。ステキやん。
さらにヨーロッパからイギリスのドミニック・カニンガムが入りました。ゆかのヨーロッパチャンピオンですが、跳馬での決勝進出です。
ロンダートから半分ひねって着手する珍しい技や、白井が得意とするシライ/キム・ヒフンも跳んできます。この2本を揃える選手は稀有なので注目ですね。
アジア、ヨーロッパ勢にひとり挑むはブラジルのカイオ・ソウザ。
つり輪と跳馬を得意とするオールラウンダー。個人総合の決勝では目にしていましたが、種目別では初の決勝進出です。
ドラグレスクとロペスというD5.6の大技を2本揃えてくるので、ロシア勢も侮れません。
ラインアップを見ても、白井健三が1人Dスコアが低い技を跳ぶので、ラインオーバー、そして着地の小さな所作が順位を左右しそうですね。
昨年の跳馬決勝では優勝した白井健三と2位のラディビロフとの点差が0.001という大大大接戦となりました。
Dスコアが皆似通ってるため、接戦になることは間違いなしでしょう。