やれ ナマスを作るだの、煮しめを作るだの言うので華麗にスルーをしていたが、どうやら真鯛が必要らしい。
日本古来の風習に文句を言うわけではないが、いろいろ儀式があるもんだのぉ。
真鯛が必要という事で、愛しのミニ不二子の為に 神子元島まで 釣りに行くことにした。
決して 自分が釣りに行きたいのではない!
全てはミニのためだ。
以前から blog等でいろいろ教えていただいている Kさんオススメの一品である。
去年の終わり位から使っているのだが、上手な方がオススメしているだけあって とても使いやすい。
釣りが上手な方は 道具選びも上手である。
待ち合わせ場所に行き、現在タマンね〜中のミノルさんと合流。
途中で イワシの塊とエビの塊を仕入れて 手石港に向かうのである。
今回 乗った磯は「崖下」
前々から乗りたかった磯だが、今日はラッキーな事に2人で乗れた。(お客さんが30人位いたので、本当ラッキー(^^))
初夏の神子元島。
磯に上がると蚊が凄い…
まぁ この時期は致し方ないので蚊取り線香を準備する。
あれやこれや 準備をし、ふと振り返ると
おじさん!準備 早いがな(・・;)
あたしゃあ まだ蚊取り線香しか着けてないがな…
ミノルさーん!お食い初めの真鯛 頼みまっせー!
急いで支度をするが、まだ待望の下りが無い。
YouTubeで こんな時は磯際を!
と言っていたが、これまた去年からどハマり中のアカハタを狙う事にした。
今回は潮の色も良く、オマケに秘密兵器の餌を持って来たのである。
これは釣れるで〜。
開始 1投目でアタリが!
余りに出来過ぎで乗らなかったが、期待を込めて2投目。
コツコツ…
コンコンコン…
ゴゴゴッ!
ビシっと合わせると キター!
ゴリゴリ巻いて、美味しそうなカサゴをゲット(^^)
パチンコ屋で、あと1万、あと1万あれば出る!と謎の理屈で諭吉を投入するオッサンの様に餌を付け投げると
ゴッ!
ゴゴゴッ!
グググッ!
今度はアカハタだ(^^)
美味しいお魚さんがポコポコ釣れる。
うーん、た〜のすぃ〜
そろそろ 下りも来そうなので、スルルーに変更する事にした。
根魚釣りも楽しいが、悪魔でもスルルーがメインである。
こんだけ速くて、果たして仕掛けが入るのか心配だが、やってみん事には始まらん。
イワシをバラバラ巻いて仕掛けを投入。
来いよ〜 美味しいデカイ お魚さん(*´ω`*)
なんせ初めてなもんでよくわからんが、とにかく200メートル流してみる事にした。
そして 悲劇が起きた。
仕掛けの回収がメタクソ大変なのである。
ゼーハー ゼーハーしながら回収するが、1回で もう腕が疲れた。
これを5回位繰り返し流していると、120メートル位からで、バラバラバラバラバラバラから、ビビビビビビビビビビビビっと変わる。
ここで テレビで見てたように 思いっきり合わせをくれてやる。
そして、1人でニタニタしているのだ。
うーん た〜のすぃ〜(*´ω`*)
疲れた腕で、コマセをバシバシ撒く。
一生懸命 撒く。
そして、柄杓がすっぽ抜ける…
まだ2回目なのに、海の藻屑と消えたのだ。
(これは何か対策せんといかんですな。)
持っていたゴム手でイワシを撒くが、なんかこっちの方がしっくりくるw
バラバラバラバラバラバラバラバラ
ビビビビビビビビビビビビビビビビビビ
さつきから このパターンだが、とりあえず合わせを入れまくる!
うぬ〜。
ウォリャー!
ピタ!
また根掛かりの様な根掛かりじゃない様な…
なんとか頑張ってると、少しだが巻けてくる。
仕掛けを回収してみると。
アカハタがくっ付いていた!
さっきのはアタリだったのか?
だとしたら なぜ魚は外れてしまったのか?
わからん事ばかりだが、アカハタが釣れてたのは事実である。
釣れちゃった魚なのは百も承知だが、スルスルスルルーで初めて お魚さんと出会えたので スーパー嬉しい(^^)
程なくして潮も緩み、今度は磯竿でブッコミをやってみた。
オッサンが1人 手持ちでブッコミをやってると いかにも変態チックだが、以前 テレビで磯竿でブッコミやると 魚が乗りやすいと言っていたので テレビを信用して 頑張ってみるのだ。
そして、アカハタも1匹釣れたのである。
上がりも近づき そろそろ終わりかのぉ…
コツコツ。
ゴゴゴッ!
ゴゴゴッゴゴゴッ!
ガシっと合わせると3号竿がギュイーン!と曲がる。
ウォリャー!最後になんかきたぞー!
ウリウリウリウリウリウリ〜!
ぐおおおー、こりゃええ型だぞ〜。
ミノルさんにタモ入れお願いできるぞー!
そしてー。
ふわっ!
うわーん
バレたー…
人間 エロい事を考えるとロクなことがない。
今回、帰りの船で嬉し事があった。
以前 お土産にサザエを頂いた石鯛師の方とお話をしてると、ミニ不二子とお食い初めの話しになった。
すると石鯛師の方から「それだったら船出る前に教えてよ〜。そしたら石鯛プレゼントしたのに〜」と言って頂いたのである。
数回しか 神子元でお会いした事ないのに、そんな優しい事を言ってくれて、なんか釣りをしていて初めてと言っていいほど嬉しかったのである。
最近は やたらとマナーだのゴミだの話しを聞いたりするが、こんな情がある優しいやりとりが南伊豆にはあるんだなと思うと、なんだかほっこりした。
また神子元に行こう。