秋の恵み | 奈良 聖林寺ものがたり

奈良 聖林寺ものがたり

奈良の聖林寺 国宝十一面観音立像の光について
四十年来光背(光)の研究をしています。

看護婦さん達が付ききりで見てくださり、無事二回目の抗がん剤が終わりました。

今のところ、何の障りもありません。かえって、一番体が軽く感じます。少し前まで、廊下をソロリとゆっくり歩いていましたが、かなり、普通に近く歩いているようです。

抗がん剤の前には、ご近所のいつも草刈りなど大変お世話になり、頼りにしているお家の美味しい栗の実を頂いたところです。あまりにも美味しく上手に焼けているので、家人は、作り方を教わりたいと言っています。
抗がん剤の後には、美味しく葡萄を頂きました。甲斐路という、葡萄、私達夫婦の大切な恩人が好きだった葡萄、「頑張ってね」と励まして頂いていると感謝しながら、頬張りました。

秋の恵みを有り難く、ありがとうございます。

封書も届きました❤️
建築家、安藤忠雄氏と宮本亜門氏の対談です。
二人共に、過酷な人生ですが、直感の素晴らしさと、その努力は、辛さを吹き飛ばすエネルギーで輝いているようです。
安藤氏は、胆嚢、胆管、十二指腸、膵臓、脾臓を摘出して、四年経つけれど、苦しいとか痛いとかは一回もないと言われます。驚異です。

お二人のような、エネルギーは特別なものと思います。しかし、希望は希望、一人一人に許された、大切なものを、私も、頂いて、1日が過ぎました。

天理教の方が数日に一度みえます。今日も、抗がん剤治療中に初めての方が、私のお腹に手を当てて、「あしきをはろうて、たすけたまえ、天理王のみこと」と、お祈りしていただき、ありがたく、私もお祈りしました。人にしていただく心地よさは、気功を受けるときと同じ、何ともいえない幸福感です。
人のご縁で、天理王のみことであったり、阿弥陀であったり、様々、その土地の神様だったり、教祖であったりするのでしょう。私には、すべて、一点、言葉が違うだけのように感じます。観音様のように、手を合わせる人のご縁に応じて、現れる。唯一大切は、一心であることだと。


秋の恵みを目の前に、初めてのごとくに、夢のように美しく、感じます。初めてのように美味しく感じ、頂きました。ありがとうございます。