正直と素直の違い | 福岡の心と言葉を科学する メンタル強化指導塾

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福岡市にあります心理カウンセリング教室になります。心の持ち方、言葉の力には様々なテクニックがあります。それらを駆使することが出来れば、人間関係や心の葛藤を解消することが出来ます。そんなことを紹介するブログです。

あなたは正直者ですか?それとも素直?

 
そもそも、この違いを明確に区別出来ていますか?
 
 
【正直と素直の違い】
正直とは性格や言動に「嘘偽りが無い」という状態を指します。
 
素直とは相手から見て性格が捻くれてなく、あえて人に逆らわない様を言います。
 
つまりこの二つは状態と印象という異なる意味合いの言葉になります。
 
 
【正直は才能】
正直であることがいつも正しい訳ではありません。
 
もちろん嘘偽りがない事は素晴らしいことでもあります。
 
ですが時に正直とワガママの線引きが難しくなるのも事実です。
 
常に自分に正直に不平不満ばかりを述べる人は正直ではなく愚痴ですし、相手に対して失礼なことをズバズバ言う人はデリカシーに欠けますよね。
 
自分に正直に生きると言うことは才能と能力に溢れた人だけに許される特権になります。
 
天性の正直に生きても敵を作らない才能か、または敵を作っても捻じ伏せる能力が無ければ気付いたら誰からも相手にされなくなるでしょう。
 
 
【素直っぽくあれ】
別に本当に素直である必要はありません。
 
人間ですから嫌いな人、苦手な人、時には反論もしたくなるものです。
 
素直っぽくいるために必要なのはズバリ肯定です。
 
 
【素直っぽく見せるには最初に肯定を挟む】
講師をしているとアドバイスをさせて頂く機会が多いのですが
 
「こうした方が良いですよ」
 
「でもね、先生」
 
まず否定から入るやりとり。
 
この気持ちはよく分かります。
私もこれで結構失敗してきました。
 
このやり取りで必要なのは、まずは肯定なんです。
内容の良し悪しはともかく、あなたを思ってアドバイスをくれたことに感謝すべきです。
 
「なるほど!そういうやり方もありますね!でも今の現状じゃ難しいかもしれません」
 
まず肯定から入った方が素直っぽく見えるでしょ?
 
これは営業トークの「yes,but話法」と呼ばれるものです。
 
ますyesと肯定して、butしかしと繋げていきます。
 
人間には承認欲求というものがありますので否定されることを極端に嫌います。
ですのでまずは感謝して、それから自分の意見を言うだけで相手の印象は変わります。


【素直に見せると就活は楽になる】
正直な人間よりも素直な人間の方が採用率は上がります。
 
素直であるということは、言い換えたら相手が好意を持っているだけです。
 
自分の言ったことを肯定してくれて受け入れてくれる→嬉しい→好きだ→素直
 
これからも分かるように素直という言葉は実は曖昧であり都合がいい言葉になります。
 
面接は相手に好意を持ってもらえれば採用率はグンっと上がります。
 
まず最初は肯定する、その癖を付けるだけで「素直」っぽくなりますので是非習慣にされてみてください。
 
 
 
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