1ヶ月近くも悶々としていた国の会計監査が6月1日にようやく終了しました。
これは戦いの幕が閉じたと言っても決して過言ではありません。
しかし、戦いを終えたのも束の間、今熊本に向かう飛行機の中です。
こんなことで、皆様のブログにもまともに訪問できず、すみませんでした。
会計検査院とは、国の機関としては、行政、司法、立法から全く独立した、ものすごい権限を持つ機関です。
是非、後学のためにお聞き下されば幸いです。
この話は、
東京都の八王子市に、国から建設費の半分に当たる10億円の補助金を受け、生ゴミを肥料に変える今時流行りの工場を建設したのですが、少し離れた大型のマンションからの匂いの苦情があり、稼働が止まってしまいました。
そんなことも監査の対象になったのでしょう、何か問題がある場合には、検査官は補助金を取り返すことが目的となるので、これはもう壮絶な戦いになる訳です。
私の担当部門は建物の構造設計です。
匂いには何の関係もありませんが、いちゃもんとしか思えない技術的な細かい項目が幾つか挙がっていました。
その戦いが約1年半も続いており、一昨日の6月1日が、最終決戦になりました。
そのための資料作りに、ここ1ヶ月間業務がまともにできず、そしてブログの訪問もおろそかになりました。
しかし、一銭の儲けにもならないその努力?が功を奏して、構造設計に対しては何の指摘もおとがめも、また一円の補助金返還も無く終了することができました。
とは言え、寿命は5年位は縮まったでしょうか。歳をとってから経験するものではないなと心底思いました。
さて、これからしなくてはならない業務がたっぷりと溜まっている中、熊本に向かっています。
目的は崩壊した建物がどのような理由でそうなったのか等の検証、調査です。
阪神淡路大震災から新潟地震など、地震がある度に出かけますが、セミナーなどで伝えたり、今後の自身の生業にも役立ちます。
私的には、飼い主とはぐれた仔たちの面倒を見てあげたり、活動している人のお手伝いをしたい気持ちの方が強いのですが、協会(設計)のメンバーと同行していますので、そういうわけにもいきません。残念!
シロはパパの仕事の邪魔ばかり。