※「美容お仕事部」については別のサイトに移行しました。
「働くこと」についての考えや想い、実体験をつづっていきます。
育休が終わり職場復帰が近づいてくると準備することもたくさん出て来た。
保育園に関しては、第3希望まで希望できるものの、家から毎日徒歩送迎することを考えるとたった1つの園しかイメージできなかった。
その他の園に万が一入れてしまったら・・・
ただただ大変になることが容易にイメージできて、そんなの現実的ではなかったのだ。
だから第一希望しか記入しなかった。
もし入れなかったら・・・その時は職場にもう戻れないかもしれない。そしたら就活するのか?
そんな恐怖と戦っていた。
結果は運良く、希望通りすんなり入園することが決まったのだ。
ママと離れることに慣れてもらおうと、それまでの一年間はたくさんの大人に会って抱っこしてもらい、しゃべりかけてもらい、私はちょっと席を外してみる。なんてことをよくやっていた。
慣らし保育が始まり、人見知りのない我が子は泣くこともなく給食も食べられていた。
安心したのは束の間、一週間後には保育室に入る前に(ママに置いていかれるのを理解して)泣くようになり
先生は「大丈夫ですから早く行って下さい。いってらっしゃい!」と。皆さん通る道ですね。
玄関を出て門までの間に1歳児の保育室があるもんだから、見ないようにしても泣き声と視線を痛い程感じる。
チラ見すると まあ10人くらいの1歳児が窓にへばりついてこっちを見てる〜ワーワー泣きながら。
窓から出られないように鉄格子があるから、その姿はもう「私、かわいそうなことをしているんだわ。」と思わずにはいられない。
駅までの道のりで、電車内で、はたしてこれで良かったのか?と毎日自問自答していた。
それも職場に着けば、ガラッと仕事モードの私に意識が変わるんだけど。
職場に着いた途端に「保育園から電話ありました」ということも何度も。
「発熱だそうで、帰らせていただきます」
母としての責任て何だろうか?働くことの責任は持ててるのか?
どちらにしても中途半端でいるようで子どもにも職場にも申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
私がお母さんになってやりたいこととして
・子どもと一緒にご飯を食べる。
・読み聞かせをする
・色んな物を一緒に見る、聞く、触る。
・栄養あるご飯を作る。
そんなことをやりたかった。
そして特に「栄養あるご飯をつくる」ことにはこだわりをもっていた。
エステサロン時代に身に付けた栄養学、妊婦時代に意識した栄養のバランスによって
”夕食は10種以上の食材を使った献立にする”
などと張り切り、会社帰りに保育園に迎えに行きスーパーに寄って食材を買い1からご飯作り。
冷凍食品もお惣菜も買わなかった。
しかし、今思えばこのこだわりは要らなかった。
ダラダラ食べる子どもを叱り、その後の洗い物とお風呂のことで私は頭がいっぱいになっていたのだ。
本当に私がしたかったのは
”ゆっくりとした笑顔で楽しいご飯の時間をつくる”ことだったのだと気付いたのは、それからずっと後のこと。
母になっても仕事は変わらない!と意気込んでいたのだが戻った職場はメンバーが変わり、新しい職場になっていた。
・出張に行かなくてよい。
・リーダーを任されない。
・イベントやプロジェクトには人数としてカウントされない。
会社は家事や子育てとの両立について理解があり優しかった。
”責任を感じなくて良いよ” そういった環境を用意してくれていたようだ。
そのうち私はアイデアを出すことも発言することも遠慮するようになった。
いつ保育園から迎えの電話が鳴るか分からない。
”口だけ出してやらない人”になってしまうのではないか?
自分は給料泥棒になっていないか?
そんな想いがグルグルしていた。
働くことの責任として、自分だけがラクをしているように感じて同僚にも後輩にも申し訳なくなってくる。
「家事」「子育て」も職場からみたら「プライベート」なことだろうなと。
そんな子育ても仕事もどちらも中途半端な自分をまた情けなく思っていた。
責任がもてない仕事、発言しにくい環境、自分が自分じゃない状況。
これでは仕事を楽しめない。
働くからには楽しんでやりたい!責任を持って取り組みたい!
とりあえず稼げれば何でもいい訳じゃないのだ。
ラクして稼ぎたいとも思っていない。
とかいいながら「苦労したい」とも思ってないんだけどね。
「母としてやりたいこと」
「働くことの責任とは?」
あなたの想いはどんなですか?
想いを言語化する場所
マンダラ質問ワークショップ用意しています。
↓