※「美容お仕事部」については別のサイトに移行しました。

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「働くこと」についての考えや想い、実体験をつづっていきます。

 

 

こ、これは母親差別じゃないか?

 

お母さんになってからというもの、それまで感じたことのないプレッシャーを感じるようになった。

 

 

 

男性が家事をないがしろにして仕事をしていても

 

「仕事に一生懸命で素晴らしいこと」とされるのに

 

女性が家事をおろそかにして仕事を頑張っていると

 

「家事もちゃんとしないで」とか「家のこと以上に仕事に時間をさいて」

 

などと言われてしまうのはナゼなんだ??

 

 

 

まだまだ女性が家事の多くをするものだ!という世間の認識があるからなんだとは思うけど。

 

 

 

 

そしてまた、子どもが遊びに没頭していると

 

「没頭していることはこれから伸びしろがあるから見守ろう」とされるが

 

 

お母さんが遊ぼうとすると

 

「母親が遊んでばかりじゃダメな子どもが育つ」などと言われたりする。

 

 

 

ん??

 

なんだって??

 

 

お母さんである私は家事を精一杯していれば悪く言われないのか?

 

 

 

仕事大好きお母さん

 

働くことが大好きなお母さん達も実に多い。

 

 

仕事が立て込んでいて、ちょっと家に持ち帰る仕事もあったり。

そんなとき、決まってこんなことを言われた。

 

 

「仕事は好きでやってるんでしょ。別に働かなくたっていいのに。」

(”家のことをやっていれば充分です”と聞こえる)

 

 

楽しそうにやっていればすぐ趣味だと思われる。

 

立派な稼ぎを家にいれないと仕事として認めてもらえない。

 

 

 

仕事していても遊んでいてもお母さんていいこと言われない。

 

 

 

しかし、子育てや料理が好きだと”それは素晴らしい”とされる。

 

 

 

子育てや料理が好きなことって・・・

 

お母さんである女性からしても「素晴らしいお母さん」であることは間違いない。

 

 

 

残念ながら、私はそちら側ではなかった。

できれば、そんなお母さんになれたら幸せなのかもしれない。

 

 

 

母性が足りない母達

 

 

現実に今まで仕事大好きお母さんの声を聴いてきて、私自身も含めて

 

「自分て母性足りないって思う」と思っているのだ。

 

 

 

例えば、大事なプレゼンの日に子どもが熱を出してお迎え。

 

プレゼンは他の人にお願いして保育園に向かう。

 

こんなとき・・・

 

「子どもが一番だもの!!」そう思いながらも仕事をやりきれなかったこと「なんで今熱出すんだ。」という子どもへの想いが複雑に絡み合って、母性のない自分がイヤでイヤでたまらなくなる。

 

 

これ、お父さんに保育園から電話が行ったら、どのくらいのお父さんが仕事を止めて迎えに行くのだろうか?

 

もしかしたら、母性愛のある男性の方が多かったりするんじゃないだろうか?とか考えてみたり。

 

 

 

仕事が好き、家事が好き、子育てが好き。

 

家事の得意不得意。

 

子育ての上手下手。

 

 

 

お母さんになって、もちろん子育ての責任や覚悟は持つようになるし意識は大きく変わっている。

 

しかし、その人の情熱の部分だったり、衝動を突き動かすものは、

 

お母さんになったからといって家庭、家事、子育てにフォーカスがいくわけでもないんです。

 

 

 

母親じゃなくて本人にお願いします

 

お母さんはみんな、「助けて下さい」って思っています。

 

困っていたら声を掛けて欲しいし、子どもが悪いことしたら子どもに叱って欲しい。

お母さんだけに責任を押し付けないでほしい。

 

 

 

以前こんなことがあった。

 

電車の車内で次の駅で降りるという時、子どもが外を見たくて座席に膝をついた。

靴が他に人に迷惑にならないか気にかけながら、夕焼けのピンク色の空を気分良く見ていた。

 

その時!「普通は靴をぬがせるんですよ」と私に言ってきたおばさん。

 

 

なぜ私に??隣りに主人もいました。靴をはいているのは子どもです。

 

 

 

韓国のソウルに住んでいた時、電車で同じことがあっても、子どもがうるさくしていても

皆さん子ども本人に伝えてくれていました。迷惑になってますよ!それはダメだよと。

 

 

親の話をまともに聞かない子どもには、他人からの声かけは一発で効き目がありました。

ありがたかったです。

 

 

 

”子どもがよくないのは母親のせいだ” と決めつけないでほしいな。

 

やんちゃな子どもに心が折れているお母さんは私だけではないはずだから。

 

 

 

母親になって、嬉しいことも幸せなこともたくさんある。

 

世間が”お母さん”のことをもう少し優しい目で見てくれたらもっと幸せだ。