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『わが闇』
ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの脚本
ナイロン100℃の中でも
一番好きと言う人が多い作品
大変プレッシャーな役をいただきました。
なんと二役
顔はそっくりだけど人格は全く違うという
二つの役を生きます。
情報公開した時から
重みのある作品と二つの役に
恐れ慄いていたのですが
稽古中は、たくさん悩んで、
何度も何度も向き合ってもつかめなくて
自分の未熟さを痛感し
立ちはだかる高い高い壁と長い道のりに
何度も稽古に行きたくなくなるほどでした。
(松本稽古なのに!)
精神を病み、自殺に追い込まれる母・基子役
関西弁で、わかりやすく性格の悪い映画プロデューサー飛石花
容易には辿り着けない役でしたが
素晴らしい共演者の皆様
演出の白倉さんのおかげで
初日にやっと
この二人として生きることができました
幕が開け
もう毎日お芝居が楽しくて楽しくてしょうがなくて
お客様のご感想に心から救われました。
最後の伸彦さんのこの言葉が
自分自身にととても沁みました
↓
私たちのような人間にとっては
「つらいことの中にこそ、幸せはある。」
ありがとうございました。
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『わが闇』
作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:白倉裕二
劇場:上野ストアハウス
チケット代
通常チケット 5,500円
平日割チケット 5,000円
学生割引券 3,500円(劇場受付にて学生証提示)
※当日・前売共/全席指定/税込となります。
※先行販売期間9/4(月)~9/29(金)は500円割引きとなります。
ステージ:2023年12/6(水)~12/17(日)
上演時間:170分予定。(休憩10分込み)
【キャスト】
※左記がAチーム、右記がBチーム
立子:滑川恭子/内田莉紗
艶子:鈴原早織/岩井七世(イトーカンパニー)
類子:みやでらみほ/甲斐千尋
基子、飛石:松本稽古(bamboo)/山口磨美(碗プロダクション)
伸彦:猪俣三四郎(ナイロン100℃)
滝本:小早川俊輔(株式会社enchante)
大鍋:白倉裕二
皆藤:小栗諒(株式会社和奏AGENCY)
三好:武井雷俊(株式会社ALBA)
寅夫、編集者男:鷲見亮
志田潤、老婆:青海アキ/稲葉麻由子(株式会社PFH Entertainment)
みどり、編集者女:葉山心陽/播磨かな(スターダストプロモーション)
初老の男、カメラマン:折田ジューン(劇団シアターザロケッツ)
田村:安達健太郎
↑猪俣三四郎さん(ナイロン100℃)と
夫婦役で2人のあのシーンを一緒にお芝居できたことは
女優人生の糧となりました
↑三姉妹
母として愛し
共演者として敬愛している。
きっとみんな笑顔のこんな未来をずっとずっと
諦めずに願っていた母。
滑川恭子さん、鈴原早織さん、みやでらみほさん
「姉妹3人で力合わせて仲良う頑張ってください」
これは二役目、飛石の台詞だが、
顔は基子。基子の魂ものった言葉に聞こえただろうか?
↑二役目、飛石のお付きの役、安達健太郎さん
きっと飛石のお気に入り
「田村、行くよ」
↑飛石花が映画のプロデュースをかってでたのは
滝本くん役(小早川俊輔さん)の存在があるからだ
飛石に何人も男なんているんだろう?と思われる方も多いでしょうが
本当に好きなのは滝本くんだけでした
傷ついてもすがりたくても
こんな態度しかとれないのが飛石なんです
「すんませんでしたね、性格悪うて」
心から
この戯曲に、このカンパニーに、
この役に
出会えて、舞台に立てて
よかったと思う。
ありがとうございました。
「見送らんといてな。別れが辛うなるから。」
基子・飛石花役 松本稽古