こんばんは、釈迦院です
「私に必要なのは自己受容なんですね」
これは先日の個人セッションでの
クライアントさんの言葉です。
自己肯定と自己受容の違いを
個人セッションやセミナーで
何度か聞かれたことがあります。
自己肯定感が低いんです、、、
と、先日のクライアントAさん
セッションの最初に私におっしゃいました。
セッションを進めていくうちに
どうやら自己肯定感が低いわけでは
ないということにだんだん気づいて。。
自己肯定感=自分は大切な存在だと感じる
自分の価値や存在意義を肯定している感覚
Aさんは職場でもとても積極的に
お仕事をしている様子で「私だからできる
こともあるんです」とおっしゃる
くらいでしたし、ご自身の存在価値や
意義を否定しているわけでも
ありませんでした。
それよりも、お仕事で自分が思った
通りの結果を出せなかったときや
落ち込んだりする、やる気が出ない
ときなどの自分を受け入れられずに
「こんなんじゃダメだ」
「ネガティブになるなんて
私らしくない」
「やる気ない私なんてありえない」
etc.
と自己否定しながらその時の自分を
ありのまま受け入れられていなかった
のです。
ネガティヴになる自分なんて
ありえない、あってはいけない、、、
そんなことはないのですよね。
ネガティヴな感情は人にとって
必要な感情であることもお伝えして
結果がどうであっても、その過程での
気づきやその結果になったからこそ
わかったことなど振り返りながら
涙を流されていました。
「人前で久しぶりに泣きました」と
セッション後にはスッキリした
笑顔で私に言ったAさん。
落ち込んでもいい、ときには
やる気が出ない日もあるし
落ち込むこともあっていいんです。
そして泣くことだって必要です!
セッション中に私の自己開示も
しました
「実は私もね、できない自分や
ネガティヴになる
自分を受け入れられなくて
しかも、客室乗務員=私
と考えいたから病気で辞めた私には
価値がないと、自己肯定感さえ
失ったことがあるんです」。と
お話ししました。
なかなか自分を受け入れられず
こんなはずじゃないと抗ったり
でも、今の私は
どんな私も私であると受け入れています。
自己受容は人生1回すれば良いわけ
ではありません。
日々いろいろあり、まさか自分が、、
というようなことも起こります。
今、力を入れていることや
仕事が急にできなくなったら?
これが私!と思っていることを
失うことになったら?
その時にどれだけ自分を大切にして
あるがままの自分を受け入れ
られるでしょうか?
だから自分で心と
向き合う方法を身につけ、自分の
心の見方を知り、本当に自分を大切に
しながら心を育てることが必要だと
私は自分の経験から思います。
それから
完璧主義だった以前の私を思い出し
心に響いた
恩師衛藤信之先生の5年前のblog記事を
リブログしました。
自己受容についての記事ですので
みなさんも読んでみてください。
衛藤先生のblogより↓
落ち込む時には、落ち込みを楽しみ
前向きになる時には、前向きな
自分も楽しむのが、あるがままの
自分の人生なのです。
自己受容とは、どんな自分の状態も
受け入れて味わい、楽しみつくす
ことになるのです。