魂振り、振る魂 その1 | BLACK VELVETS

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火水(ホシ)の舞踏と祝祭の音

シンギングボウル と霊性に
身体から働きかけるワークを
やっています


野口整体の道場に活元運動を習いに行ったのは18だか19才くらいだったろうか。




活元運動というのは古神道家、霊術家の松本道別が若い野口晴哉に教えた古神道の振る魂、魂振り行を神秘的な側面を取り除いて、自己整体法として健康法として一般化したものである。

正座の状態から鳩尾から息を吐き出し、腰を左右に捻転させてからボーっとする。そうすると背骨から勝手に自動的に動きが出てくる。

この動きを野口晴哉は意識しないで動く錐体外路系の身体運動とした。

本来は一部の修行者のみに伝えられた古神道の行法をクラシック音楽をかけながら健康法として行うというのはある意味とてもモダンで革命的な行為です。

ただ正確には野口晴哉がそれに触れたのは御岳山で滝行の修行をしていた最中に身体の動きが三日三晩止まらなくなったのが活元運動の始まりだったようである。

それが御岳山の霊気に当てられての始まりだったのは見逃せない点で、なおかつそれをクラシック音楽と一緒に一般化したというのは、まさしく山川草木コンクリート悉皆有仏性を感じざるを得ない。

活元運動をする事でそれまで私を悩ませていた頭痛や便秘、肩こりなどの症状は全てなくなったのだった。