Something Wonderfulな日には

無事家に到着。

岩手から下道でも東北の道は信号少なくてストレスないですね。

この季節商品の入れ替えでホットドリンク(紅茶)はなくなるんだけど、

夜は凍えるほど(5℃)寒いの思い出して、

新アイテムで12Vの湯沸かしポット前日に急遽買ったんですが、

これが夜中と早朝の寒さをしのいでくれました。

始まるまでは長い休みと思ってたんですが、あっっという間でしたね。

遊び貯めしたので明日から仕事頑張りま~す。

 

GW旅の大トリは本田さんの水彩画展。

高台にある展示スペースに差し込む日差しと本田さんの絵が

すごい合ってて、さわやか~な時間が過ごせました。

この絵一枚一枚が出来上がる過程を聞くと目眩がしそうでしたが、

それがあるからこその柔らかいのにシャープな

独特のタッチになるんだと思いました。

この日は三津木陽介作品と上の階で小林葉馥さんの作品も展示されてて、

どちらもその作家さんの作品と分かる世界観が出てて楽しめました。

 

 

この日の恒例イベントになって来た五月五日の柏餅。

なもんで昨日朝食用に道すがらのスーパーで仕込んでおきました。

旅先で食べるとニ割増しでおいしいです。

 

毎年平泉で行われている「春の藤原まつり」での

メインイベントとも言える源義経公東下り。

落ち延びた源義経を藤原秀衡が迎え入れた一幕に倣い、

一行が街道を練り歩くという行事らしくて、

始まる時間になると、人がわらわらと溢れてきました。

(涼みがてら椅子を出してのんびり待ってる人も多くて、

ツールドフランスってこんな感じなんかなあって思いました)

今年の義経役は、俳優の寺田心さん。

まだあどけなさが残る容姿は、

義経というより牛若丸の面持ちがあったけれど、

夏みたいな日差しの中、

街頭からの声援にキチンと笑顔で手を振って返してるのは、

プロだなあと思いました。

 

世界遺産の地とはいえここまで来る外国の方もほぼいなくて、

盛り上がり方としては自分らの町に芸能人が来た、みたいな感じで

素朴な町のお祭りの空気があって、ほのぼの楽しかったです。

 

 

 

 

岩手県平泉にある天台宗のお寺。

大きく美しい庭園のような境内にある本堂は、

 

大きく弧を描くネガティヴキャンバーや屋根の巻き込みの、

のびやかで繊細な処理を見て、

900年前にはこういう所に気を遣っていた人達がいたことに

この国の遺伝子を感じました。

 

GWは恒例のお祭り行事だそうで、

社も五色の幕で着飾られてました。

 

 

 

遠野に来てます。

この街のシンボルにもなってる河童が住んでる淵があって、

道の駅からチャリ漕いで行ったんですが、

道すがら至る所にカッパがいて、

この町のカッパ愛みたいなの感じました。

 

残念ながらこの日は見ることできなかったんですが、

常堅寺というお寺の裏に流れるトロ場のような淵に着くと、

きゅうりがぶら下がった釣竿と、

参拝客が置いていったものを飾る祠があって、

カッパが現れるのまってました。

遠野のカッパは赤いらしいので目立ちそうなんですが。

なかなか見つからないそうです。

 

小学校4年の時担任の高見先生から「遠野物語」の一編を、

読み聞かせてもらって以来、

ボクの中ではS.キングのキャッスルロック的に畏敬を感じてる町遠野。

カッパや座敷童と会って見たいような見たくないような、

そういう想像を楽しみたくなる町です。

 

 

 

 

 

 

岩手県田野畑村にある断崖景勝地、北山崎に行きました。

長い年月波風に削られてできた巨大な彫刻。

月並みですが自然は偉大な芸術家ですねえ。

展望台3つと海沿いまで降りられる道を見て回ったら、

約1000ある階段に息上がりました。

 

 

 

 

 

連休も4日目に入ると、そろそろ洗濯をした方がよくなって来て、

とりあえず最初に見つけたランドリー

始めるとそれなりの時間待つことになるので、

その間椅子に座って落描きしてたんですが、

持ち主不在で黙々と回ってるドラムや、

カゴに乗せられっぱなしの乾いた洗濯物、

ボクしか使ってないテーブルとイスを見てると、

誰からも気にされてない空間のようで切な〜くなりました。

コインランドリーってなんかブルーズです。

 

 

陽が落ちる前に気仙沼港の防波堤に行ってみました。

8年前に来た時には道は砂利で建物もなかったのが、

舗装されて建物が建って、それが昔からこうだったみたいに

馴染んできてるのを見ると、時間の経過を感じます。

とはいえ震災後に買ったナビの案内が全く役に立たないトコでは、

あれから街がどれくらい変わったかを体感できました。

 

 

 

気仙沼市街へ向かう手前にある道の駅「大谷海岸」で一泊。

昼食で施設内に入ると、映画「すずめの戸締り」の掲示がたくさんあって、

見ると劇中でここが使われているそうで、

周りを見渡すと確かにそのシーンが浮かんで来ました。

フードコートで頼んだ海鮮ラーメンもどうやら登場人物の一人芹沢が

食べてたものだそうで、アイスを落っことした思い出せなかったので

帰ったらもう一回観ようと思います。