私があなたに見る影は、私のものです。

私がいいものであるために、あなたを悪者にしてごめんなさい。

私が正しい人であるために、あなたを間違った人にしてごめんなさい。

私が素敵であるために、あなたをそうでないものにしてごめんなさい。


影は他人という形をして私の人生に現れ、

「それは私とは別の人だ」とだまそうとする。


私は今日もだまされた。

ごめんなさい。

あなたは私です。愛しい人よ。


私は私の、世界の、

影を抱きしめそれとひとつになる。


ポロポロと流れた涙の後は深い恍惚が私を包む。

条件を超えて愛させてもらうことほど

私を幸せにするものは他にない。

私が私を抱きしめるようにどんなあなたも抱きしめさせてもらえるほど

私を感動させ、目覚めへと導かれるものはない。


私は自分が光であろうとするために

世界に影をつくることをやめにする。


光も闇も私だ。

そしてみんなみんな愛しい。