色々あった搭乗ですが(前回の記事)無事に次の空港に到着しましたよ。
トランジットの為だけに降り立った空港、それは「イグアスの滝空港」です。
イグアスの滝といえば、世界三大瀑布で有名ですね。勿論人気の観光名所であります。
私に与えられた乗り換え待ち時間は8時間。
8時間?はい、8時間。
1日の三分の一をイグアスの滝空港で過ごすとな?そんな!!勿体無い!!!
と、事前にちゃっかり空港から滝までどれほど時間がかかるのかを調べとりました(^ω^)ふっふ
結果、車でたったの10分の距離だということが発覚。これは行くしかない。
小さな空港でしたが、お腹が空いたのでおそらくこれが最後になるであろう、ポンデケージョを食べました。ケータイの充電しつつ。
ポンデケージョうま~ ほんと幸せ
それからバス乗り場を探すべくうろうろ。していたらタクシーのドライバーたちが客引きをしてくる。
バスが来る気配がなく、タクシーならいくらぐらいでいけるのかと思い話を聞いた。が、完全にNo Englishのおっちゃん。こっちも完全No Portuguese(^ω^) 50とかいってくる。宣戦布告か!なめとる!
とりあえず30に値切るがダメとかいう。車で10分の距離で?相場がわからないが高くないかしら。?
と疑いNo thank you、おとなしくバス停のベンチに腰掛けてバスを待っていると、隣に座ってきた同い年くらい?の男の人が英語で話しかけてきた。
ブラジル人だそうな。英語がずいぶんと達者だった。
で、その中に割り込んでくるのが先ほどのタクシー運転手のおっちゃん。30!30!といってくる。
ブラジル男子、「どこまで行きたいの?」と聞いてくるから「滝だよ~、さっき30まで値切ったのだけどこれって高いと思う?」と聞くと「いや、いい値段だと思うよ!バス待つよりいいかな。僕も乗るし、乗っちゃおーよ!」と一緒に乗ることになりました。
で、2人で乗り込みおっちゃんは滝へ向かう。「ところで何分くらいかかるの?」と確認の為に聞くと「ん~1時間はかかるかな~」と言われ、は?!調べていた内容と違う!
「10分くらいって聞いたんだけど?!ウソ?!滝だよ!」と言うと「カタラタス?fallsっていう市があるんだよ!僕はてっきりそっちのことかと思ってた。。」と言われ、
ええーー?!どこへ向かうの?!
と一瞬焦りましたが、ブラジル男子はドライバーに説明してくれ、無事入り口まで運んでくれました。
でも、ブラジル男子が「カタラタスだって知ってたら20でいけたと思うよ。。ごめんね」といわれ、いやいや、むしろ通訳ありがとう。これも経験か。としぶしぶ30支払ったのでありました。後から思えばもしかしたらこの人たちグルだったのかも?とちょっと勘ぐっているけれども。
さて、やれやれと滝へ向かったわけでしたがまずチケットを購入。$57.3BR(約¥1800)。滝まではバスで15分くらいかかるそうで、そのバス代とかも含まれてこの値段。まぁ日本の感じと大差はないですね。
到着後空港でダラけていたのでやや時間を気にしながら。滝見るだけならトータル何分くらいかかるのかと聞きましたが、二時間だよと言われました。そんなかかる?!バカな。
入り口にはロッカーもありバックパックを置いてくことも考えましたが、行きしなのタクシー代を考えるとちょっと躊躇ったのでそのままサンドイッチスタイルで滝へ向かいました。
そして見た滝がこちら。
ひゃーーーーーーー!!!
身震いがしました。
滝の迫力と高さ(下がアミアミだから見えるんだよ。。)と少しひんやりとした空気に。
ナイアガラの滝が好きで四回行きましたが、これは、ちょっと、比にならないぞ。。。(´-`).。oO
一人で興奮してわぁ~とか声に出してたら隣の人にニヤリとされました。写真撮りまくって大満足。しばらくその場を動くことができませんでした。
そうそう、そこらじゅうにアライグマ(しかも結構大きい)がいてゴミを漁っていましたよ。
小さいとかわいらしいけどなんだか愛らしさがなく無視しました。笑
日本語ではイグアスの滝と言いますが、ポルトガル語は「イーガスー」の「スー」の部分にアクセントがある発音です。イグアスなんていったら通じなかった。わは。
ちなみに、私が今回行ったのはブラジル側のみでした。
今まで見てきた滝ってなんだったんだろう。
そんな風に感じるほどのスケールでした。
さて、大満足したのでそのままさっさと引き返し、帰りはバスに乗りました。バスは$3.2BR(約¥100。行きの1/10!やっす!)。どこで払うんだろうか、お釣りとかないけどいけるのかしら?と思いつつバスに乗り込んだら、バスの中の乗務員さんに支払う方式で、ちゃんとお釣りももらえました。ほっ。
としたのもつかの間、止まるはずのエアポートを通り過ぎた!!おいー!
と思ってわたわたしてたら王子様のような格好をした青年が"Do you speak English?"と聞いてきて、うんと言ったらエアポートで降りるの?じゃあ押さないと!と降車ボタンを押してくれた。「次のストップになっちゃったけど歩いて五分で帰れるからね」
このバスに降車ボタンあったんだ!!とそこで初めて気付き、そして空気を読んで助けてくれた王子様(ブルーの王子様が来てそうなジャケットを着ていたんですもの)に心から感謝をしたのでありました。
一人でうろうろするとなにかと細かいハプニングが起こっておりますが、とりあえず再び空港にたどり着くことができましたとさ。
続く。