というわけでマチュピチュ村への移動中の続編です。
一人だと自分のペースで歩けるからすごく楽ですね。特に厳しい道はなくひたすらなだらかな線路の上を歩きます。天気もいいし、風もそよそよ気持ちがいいし、マチュピチュ村から来た人たちとすれ違うたびにHolaと挨拶したりして、平和な道のり。
と、一見平和そうに書きましたが内心焦っていたので自分のペースとか言って、結構早歩きでズンズンズンと進んでいたし、デニムで行ったのは間違いで途中から汗だくになってきて着替え持ってきてなかった私は(一泊してクスコに戻るつもりだったから大きなバックパックは泊まっていた宿に帰ってきたらまた泊めてね〜といって置かせてもらった)宿に着いたら即洗濯だ〜なんて現実的なことを悶々と考えながら、風を切りながら歩いていた。
でもやっぱり空気は心地よくて、途中写真を撮ったりしながら楽しめました。
ズンズンズンと進んで行く中で、数え切れないほどの人を抜かしていたのですが、そこに強敵現る。
抜かしても抜かし返され、また抜かしても同じ。そんな男性二人組に出会った。特にその2人のうちの1人は本当に軽やかにスタッスタッと進んで行く。
お主らなかなかやるな。。。でも私の方が!!と頑張って歩いたのですが、標高が高いというのもあり平坦な道と言えども息切れが伴ってなかなかしんどい。
そんなことをしていたら、そのうちの後ろを歩いていたほうの男性が「一人なの?」と英語で話しかけてきた。
それから話していると彼らはフランス人でバケーションできたそうな
話していたほうの人も「アイツ超歩くの速いよな。警察官だから体力あるんだよ。。」と相方のことについて語っていた。警察官?!そりゃあ体力ありそうだ。。。そんな人に対抗しようとしていた私って。。。
それからその2人と話しながら(息を切らしながら)同じゴールを目指してひたすら歩き、気づけば真っ暗になる前にマチュピチュ村に着いていました。着いたのは夕方4時半頃。って、んなバカなー??!
なんとこのマッハな彼(ら)について歩いたことで水力発電所からマチュピチュ村の道のりを二時間で歩ききったのでありました。ガイドブックには三時間、実際歩いた人たちは二時間半かかりましたとよく聞く。その記録をさらに30分も上回ったのだから、かなりのスコアではなかろうか。。
必死に歩いた甲斐がありました。これは誇りに思う笑
マチュピチュ村に着いたあとは、マチュピチュ村からマチュピチュへのバスチケットを事前に買っておこう!という話になり、「よかったら一緒に買いに行く?明日のランチも買うつもりなんだけど」と誘ってくださり、あとで再び落ち合うことにしました。
とりあえず荷物を置きに彼らは目をつけていたホステルに向かい、私は私で予約していたホステルに向かう。
ホステルの人は誰一人英語を話せる人がおらず苦労しました
しばらくしてから再び彼らに会って、バスのチケットを往復分ゲット。これも高い。。。
それからさすがはフランス人、「フランスのサンドイッチのお店があるみたいでそこで明日のランチ買おうと思ってるんだ」とのこと。
ついていくと美味しそうだったので私もサンドイッチを明日のお昼ごはん用に購入。マチュピチュ内では飲食禁止だからいつ食べられるかはわかんないんだけど。。笑
そのあとマーケットにも寄って、チップスと水を買い、バナナは奢ってくださいました。
それからホステルに向かって歩いている帰り道で、外に席があるバー(レストランかも?)を発見。「一杯だけ飲んでく?せっかくだし!」
ということでみんなで着席(笑)
ペルーの有名なカクテルだという白っぽくて甘い何かを飲みました。(名前忘れた)
美味しかったよ〜。
この二人のことについて聞くと、なんと友達同士かと思いきやいとこらしい。しかも一緒に旅行するのは今回が初めてらしく意外でした。
いとこと旅行一緒にするなんて私には考えられないな〜小さい頃はよく一緒に遊んでいたのにな。
そしてこのお店では「僕たちからの誕生日祝いだよ」といって、ご馳走してくださいました
そうです、誕生日前夜だったのです。二人とも優しい
そのあともありがたいことに「よかったら一緒にディナー行こうよ!」と誘ってくださり、一旦買ったものを宿に置いてから再び出発
目星をつけておられたらしいレストランに潜入!
コース料理で3000円もしないくらいだったけどこの旅のなかでは豪華な食事。本当に美味しかったです。
お腹パンパンで全部食べられなかったけど、警察官が残飯処理をしてくださいました(笑)
それから途中まで一緒に歩き、彼らとお別れしました。本当に優しい人たちだった。フランスの人といえば鼻高々なイメージだったけどやっぱりイメージは所詮イメージですね。
さて、今日はゆっくり寝て明日のマチュピチュに備えるぞ!