彼女はスーダン人のマリアさん
我がオペラオーケストラのコンサートミストレス、リーナのハウスキーパーをしています。
リーナにも、シアナという娘がいるんですが、
「仕事中、良ければ私の家で、マリアに、シアナと一緒にコマキの面倒も見てもらったら?」と、
ベビーシッターが見つからなくて困っている私に、リーナが紹介してくれました
てなわけで、この5日間はタクシーで、
うち⇄リーナ⇆オペラハウス・・
と、大忙し!
正直、預ける前は本当に不安で不安で仕方がありませんでした。
まだ小さい我が子を、こんな国で、しかも外人に預けるなんて、、と、考えれば考えるほど落ち込み、涙が出るほど笑
でも、なーんにも心配ありませんでした
迎えに行くと、マリアさんに抱かれて出てくるコマキは、いつも本当に穏やかな顔をしていて、
マリアさんとは片言の英語でしか話せないんだけど、
「泣かないでとってもいい子だった」といつも言ってくれるの。
彼女は、オーラがとても穏やかで、丁寧な物腰が素敵で、まわりの空気の流れをまろやかにする力を持っている。
パパがひとりで迎えに行ってくれた日には、マリアさんの洋服を掴んで離さなかったこともあったとか
それはママ、妬いちゃう笑
なんてのは冗談ですが、
本当に可愛がってくれたみたいで、家族みんなすっかりマリアさんのことが大好きになってしまいました。
はじめはあんなに心配していたのに、
「あーもう折り返し地点過ぎたね」と三日目の帰り。
「うわぁ、あと一回で終わっちゃうね」と四日目の帰り。
そして今日は、お別れがせつなくって
マリアさん、娘の名前を優しく何度も呼んでくれて、足にちゅってしてくれて、
涙ぐんでくれていました。
こんな素敵なスーダン人の女性にお世話してもらえて、しあわせだったね
おかけで、ママも楽しく仕事復帰できたよモリモリ火の鳥弾きながら、たまにスマホの電源いれて、時間みるふりして、待ち受けのコマキを見たりしてるんだけどね
シアナリーナマキコマキ
それにしても、リーナほど心の清い人はエジプトで見たことがないとは前から思っていたけど、リーナだからこそ、マリアさんみたいな素敵なハウスキーパーを見つけられたのね
リーナの家族、マリアさんの家族が、良い神様に守られますように