東北では唯一、ご宗家の献茶式が

毎年行われる、宮城県の塩釜神社。神社

今年は、お家元のご次男 千 敬史様のご奉仕でした。

十月五日当日のお天気は、暑くもなく寒くもなく、

まずまずの過ごしやすい気候でした。

塩釜神社からは海が見えます。

薄茶席の菓子は、

鳥居と神鈴で寿ぎました。

 

式に先立ち、9:15にお祓いがありました。

先月行った厳島神社の献茶の時にも

たまたまその場に遭遇し、

身がひきしまりましたが、

今回は、私はお役目があったので

太鼓太鼓の音だけで察知。

ついつい低頭してしまいました。

 

濃茶席は、前幹事長 佐藤宗秀先生が担当。

風呂は、40センチもある大きなもので、

男性のお点前が映えました。

お菓子は「千代見草」玉澤総本店製です。

お家元の一行物に

てて道爺の釜、御本の茶碗と

盛りだくさん!

特に、金森宗和好みの丹精な蓋置が

女性客の話題となっておりました。

 

薄茶席は前副幹事長 小池宗昌先生が掛けられました。

お菓子は前掲の通り。

待合床の清香院様の短冊といい、

正興(大宗匠の若い頃の名)嘉代子合作の玉繪賛の茶碗など

地元に因んだお道具組でした。

(大宗匠のお母様清香院様=嘉代子様は仙台市出身)

来年も、また、お天気でありますように。