箱根までツーリングに行ったがヤエーがもらえずさみしい私が、アザラシの可愛さに恐れをなし、なんか他に見所ないかと模索中、禁断のあの言葉の看板を目にする・・・・！！！
え・ん・む・す・び？
え、え、
縁結びとなぁーーーーー！！！
ふ、ふん。よくわからないスピリチュアルなんぞに被れなくても、恋人くらい自力でなんとか作るわよ！！！失礼しちゃうわ！！！
と、余裕ぶっこいてられない超ド級の非モテな私はそれこそ目を皿のようにして看板に食いつきます。なに！？どこ！？その神様どこなの！？！？神様、神様ぁーーーー！！！(必死)
こちら、看板の全貌です。
くずりゅうと読むそうです。なんか京都の大原でも見た気がするけど、関係あるのかな？？
恋愛だけでなく、その他の人間関係や、よいお仕事などのすべてのご縁を良いものに。というご利益がある神様だそうです。そんで、どうやら由緒ある霊験あらたかな神社で、毎月の祭事が13日にあるみたいなんですが、その日は全国各地から妙齢の娘さんたちが詰めかけるんだそうな。
へー。うん。んじゃあ、アザラシ一緒に見る相手をまずはなんとかするためにお参りしてみよう。場所は、どうやって行けb・・・って船かよ！？
船か・・・。うーん。酔いやすいから苦手っちゃ苦手だなあ。あ、でもさ。昔とちがって私、こうみえてもモーターサイクルに毎日乗ってるし、モーターつながりでモーターボートとも仲良くできそうな気がするの。よっし！ボート乗り場はどこじゃろなー♪
あ、っこれダメなパータンや。(注:パータン＝パターン)
二名様から・・・って、ご縁の神様に合うのに一人身はあかんということか？？
え、だって。ここ二人で来てる時点でそいつら高確率でカップルじゃん。もう良縁もらってる人はいいじゃん。そんなん、資産家が生活保護受けてるようなもんじゃん。お金も良縁も、きちんと必要な人のところに行き届くようにしようよ。すでに持ってる人は、ない人に譲ろうよ。そういう助け合いの心が、明るい明日つくっていくんじゃないかな。お姉さん、そう思うよ。
私がブツクサいってると、見かねたおじさんが声をかけてくれました。
案内のおじさん「あ、これねえ。歩いてもいけるよ。うん。すぐそこだし。」
でたよ！「すぐそこ！」
私は付き合って3年になるのになかなかプロポーズしない男の言う「君を愛してる」とおなじくらい地元の方の「すぐそこ♪」を信用しません。
しま「すぐって、どのくらいですかね？」
おっさん「んー。あるいて片道20分くらいかな。」
また微妙な！
20分って、ちょうどアレですね。こう、「歩けないことはないけど歩いたらけっこうかったるい」長さですね。それに往復だったら40分。
・・・。なんのことはない。バイクで行けばいいじゃん♪
しま「おじさん。私は行くよ。バイクで。モーターサイクルで。」
おじさん「え、でも
しま「止めないでおくれやす！あっちには、あっちには良縁が必要なんどす！」
おじさん「いや、そうじゃなくてね。ここ、車両通行禁止だから。みんなここに車止めていくんだよ。」
(´･Д･)」Oh・・・・!!!!
ちょっと前に、オフ車に諦めなきゃいけない道などない！とか言ったけど、禁止されてたらさすがにだめだぁ。
くうー。どっかの漫画の某龍さんは、なんかオレンジの玉を集めてこなきゃ願いは聞いてくれないって話です。でもここの龍さんは一生懸命歩いて行けばなんとかしてくれるかしら！？
それだったら安いもんだ(泣)
私はレンタル自転車(1h/¥500)などという手段を使わず、この足で！！この自分の足で九頭龍神社を目指すことにしました。虎穴にはいらずんば虎子を得ず。楽する奴にご褒美はないのです。イージーカムはイージーゴーですよ皆さん！！(さっきボート乗ろうとしたくせに。)
さて。出発したはいいものの、やっぱり道に迷った(早っ)私は、隣のホテルの駐車場の係りのおじさんに道を尋ねました。
おじさん「九頭龍の森に行きたいのかね。ふーん。あんたみたいな美人(やったぜ！)が縁結び祈願ねえ。おじさんあと数分で仕事が終わるから一緒にご飯でもどうだね。」
(ﾟoﾟ;;な、なんかモテてる！？す、すごい・・・。霊験あらたかとは聞いてたけど参拝前に効果が現れるとは！
ご利益かただの陽気なおっさんかわかりませんが、やんわり断って先に進みます。
森の入り口の入り口です。
こっから20分で着くのかな？？さっきみかけた看板にゆっくり歩いて30分って書いてあったので不安になります。
んで20分後！
奇跡的にコースタイム通りに
入り口に到着！！ここで拝観料？の500円を支払います。
そっから歩いて6分！！
ついたーー！！！！
結局、途中でお腹痛くなった私がヨボヨボ歩いて26分くらいでした。腹痛に負けそうになったんで、ドラゴンフォースのアレを聞きながら頑張りました。龍の神様だし。このように私はハーマンの超絶ギターをお供に歩いて来たんですが、途中すれ違った観光客はほぼ女子で、だいたいグループでお参りしてたみたいです。きっと
「まゆみ(仮)、ぜったい次の彼氏すぐできるって！たかし君(仮)のことは早くわすれなよぉ☆」
「うわーーん、ゆり(仮)超やさしいー！もう私ゆり(仮)と結婚するうう！」
とかいう、こう、女子同士のありがちな中身のない本心の見えない会話とかしながら、ワイワイ歩くにはちょうどいい感じです。距離的にも。誰かと会話しながらだとあっという間だと思います。彼氏も友達もいない私には
ちょっと暗くてさみしい道だったかな☆どんよりどよどよ。
これ、天気がよくてもう少し紅葉が進んでたらきっと楽しいぞ。
さて、しっかりお参りします。
こじんまりとしてましたが、綺麗なお社だったのでドラゴンフォースを一旦中断し、お参り後に写真を撮ろうとしましたが、撮ろうとするたびにケータイが壊れるという事象が発生したので、あんまり写真はありません。九頭龍の神様はお写真が嫌いかもしれません。
お参りの内容は、ここまで無事来れたことにまずお礼をし、帰りも無事安全運転で帰ります。それと、これからの人生、良い人に巡り合うよう精進します。です。
うん。神社にお願いしちゃいけないんだよ。おばあちゃんが言ってたもの。神様の前では、誓いをたてるようにしてます。
爽やかな気持ちで(腹痛治りました)来た道を引き返し、ちょうど案内所出発から一時間。なんだか大袈裟にイロイロ書いたけど多分ちょうど良い散策じゃないんですかね。
日も暮れてきたら本格的に寒いので、お家に帰ります。
うん。ご縁は神様が運んでくれるものかもしれませんが、まずは、それ相応の良い女にならないと。そっからだよなあ、すべては。まずは、人をひがんだり、妬んだりするのはやめよう。
夕陽が照らす箱根の山の中で、トリッカーと共に風感じながらそんなことを思いつつ、途中の休憩場にたちよります。そこで、缶コーヒーで暖をとりつつ、ビックスクーターにタンデムしながら「寒い～」とか話してたカップルを羨望と妬みが入り混じった視線で眺めてたのは言うまでもありません。
一人はもっとさみいんだよ！
人はそうそうすぐに聖人にはなれないもんです。
さてさて。肝心のやえーですが、返答はなんとゼロ！！
ですが、頂いてるコメント等読ませていただくと、峠道とか、カーブでのヤエーは返答すんの危ないですね。た、たしかに(´ ; ω ; ｀)箱根なんてまさにそれ。なんか悪いことをしてしまったなあ(´ ; ω ; ｀)
今度はまっすぐな道でやりましょう。よし、次は行くぜ！道志！！！！
なんだか長くなりました。読んでくださってありがとうございます♪
ではまたいつになるかわかりませんが道志編もお楽しみに！多分そんときも一人だぜ！涙
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