#886『疑惑の若者言葉』
この違和感を持ち始めたのは、いつからだろうか?
日々生まれ変わる若者言葉。一年ないし数か月後には「古い」と言われる時代の流れを汲んだ言葉。
おじさんおばさんたち世代には到底理解できない言葉だが、どうせ覚えたころには若者たちは使わないのであれば、わざわざ覚える必要のない言葉。
マジ卍などという特に意味を持たない言葉なんて、おバカっぽくて面白い。
KS(既読スルー)には度肝を抜かされたものだ。スルーの頭文字はT(through)であるにもかかわらず、S(SURUー?)を使うあたり、奇抜な表現だと驚いた。
始めに述べた違和感を持ったのは、少し前に流行った、「エモい」という言葉だ。
エモーション(emotion):感動、感極まる、琴線に触れるなど、心動く表現を形容詞化した言葉。
スルーをSで表現した人種が作った言葉とは思えない精度だ。可愛くない。
若者言葉を作るオジサンの存在を疑わずにいられない。
まぁ、おバカさん=若者ではないので、たまにはこういう言葉があってもいいのかもしれないけど、知的な造語は可愛くない。
我々オジサンはカワイイ若者言葉を応援します!