#888『想い出補正』
急な空腹の味方、カップラーメン。
無性に食べたくなるカップヌードル。舌ではなく脳に刻まれた「あの味」。
近年発売されるカップラーメンは、まるで生麺、低カロリー、お店の味などハイクオリティになっている。しかし越えられない「あの味」という壁。
子どものころから慣れ親しんだ味には、想い出補正が掛かっているとしか考えられない。
事実、ある調査では、「母(おふくろ)の味が好き」と答えた男性は8割に上る。
浮かび上がるのは、母乳から思春期まで慣れ親しんだ母の味最強説。
お許しください、世の奥様方。
決して比べているわけではないのですが、「あの味」が脳に深く刻まれているのです。
貴女の料理もおいしいのです。
自分でも何に言い訳しているのかはよくわからなくなってきましたが、思い出は美化されるもの。
越えられない何かがあるものです。
でも、町で見かけるおふくろの味をうたうお店って、実際はおふくろの味ではないですよね!