僕自身…一度、死んでいる。
20年位前…壮大なイベントを企画して全国の有名なダンサーを集地して大きく打ち出した。
地方ではあまりない500名規模のイベント。
資金、行動、熱意、どれも届かず土壇場にキャンセル。
全国の業界の方々からお叱りを受けダンス界から抹殺位のトラブルにも発展した。
その時に命を投げだそうとまでした。
それを出来る勇気までも無く、考え、全ての出演者、関係者に謝りに行き、そこでこの人生に幕を下ろそうと思っていた。
そこから、全国お詫び行脚をして東京、山口、長崎、広島、福岡、そして最終北九州。九州最大規模イベントの会場外で罵声と胸ぐらを掴まれ、ただただ謝罪した。
そこに北九州出身で東京の大御所ダンサーから
"コイツのケツは俺が持つから、任せてもらえないだろうか"
と。
新参者のダンサーを。
確かにお付き合いもありリスペクトしている。
が、まさかの言葉に泣き崩れてしまった。
お詫び行脚も終了して言葉を掛けてくれたのは
"みんな本気でやってるから怒る。でも、お前が今から本気で続けてみんなに伝えたら許してくれる。自分の全てのモノを掛けてやり通せ。そして、俺を呼べ"
まだこの業界に居れるのはその方が居るから。
現在イベント企画、運営、出演と様々な事を行なっているが全て本気で行っている。
だから集客、評価そして依頼が来るのだろう。
驕り昂りなんてものはない。
"どうやったら人は喜ぶのか"
"今、求められているのは"
"演者、観客全てを笑顔に"
を考えて考えて…まだまだ答えなど見当たらない。
コレは記録用…人がどう捉え様が知らない。
が、SNS上にアップする事によって自分へのプレッシャーを掛けている。
大した人間ではないが、頼られている事を実感する。
今後、全てのモノを課せられる時期がもうすぐ来る事もわかっている。
その為のプレッシャー。
一度死んだのだから…泥まみれになろうと生きて行ける…と、信じたい。