【今回はTOBICHIという情報発信的な場でのワークショップなので 一部撮影のお許しが出ました】
TOBICHIさんで志村宏先生に染めを教わりました。大変人気のワークショップなのですが、抽選で当たりました私も時々伺う西国分寺のクルミドコーヒーさんから胡桃の殻を譲りうけて(テーブルに置かれた小籠にサービスの胡桃が入っていて、自分で割って食べてよいシステムのお店です)染料にすると知って、興味津々でした。草木染め・藍染めの経験はありますが、胡桃は初めてです。
染液は殻と枝の二種類。枝は先生が木を倒し伐採してこられたものだとか。
スカーフ大の柔らかいシルク布。どんな色に染めるのかワクワク
先生は「風媒染」という言葉を使われました。
灰汁を溶かした媒染液に浸けて絞り、風に当ててから水洗いして仕上げました。
植物から得られた色の美しさの不思議。
桜は12〜1月に採ったもので染めるのだとか。
乱雑なメモより。
動物+植物+鉱物から得られる色。
(蚕の絹糸+草花や枝葉+鉄や灰汁などの媒染材)
「色をもらうということは食事と同じ」
肉を頂くために動物を殺すのにも似て....
「だから、殺したら次に絶対生かす(活かす)と心に決める」etc.
事情により庭の古い木を切り倒さなければならないご家庭の木を原料に糸を染めて着物にする等...形を変えて手元に戻るストーリーが今後もっと広まればいいなぁと感じ入ったり。
そしてお馴染みの胡桃も。
ふくみさんの孫であり洋子さんの息子である宏さんが跡を継いでおられることを最近まで知らなかったので、しみじみ....
京都弁で滑らかにユーモアに溢れた語り口が素晴らしく、参加者の方々も和気藹々。素敵な経験をありがとうございました