イザナギとイザナミは
オノコロ島に降り立ち、まず太い柱を
立てました。

そして、その柱を中心に神殿を建てて
結婚し、柱の根元に立つと〝国生み〟を
行いました。

イザナギが柱の左から、イザナミが柱のみ右から回り、二柱(神さま二人のこと)が
巡り合ったところで契りを結びます。

回ったところで、イザナミが先に声をかけたため、一度は失敗(人が住むには適していない島が生まれた)に終わりました。

失敗したので、高天原の神様に
相談し、柱を互いに回って
出会ったところで、イザナギから
先に声をかけるよう言われました。
(男性が結婚の主導権を握りなさいというものです)

言われた通りにし、改めて二柱が結ばれると、立派な八つの島が生まれました。

これにより日本の国を
「大八島~おおやしま~」と言うように
なりました。

国生みを終えたイザナギとイザナミが
次に行ったのが、神々を生み出す
〝神生み〟でした。

まず、石の神、土の神、門の神、
屋根の神、棟の神など、
住居に関する神々を生んでいきました。

次に、海の神、山の神、風の神、
風の神など、自然現象を司る神々を
生むと続いて、水の神や食物の神や火の神とさまざまな神々が生まれました。

全てのものに神が宿ると言われる
〝八百万の神〟の誕生です。