イザナギとともに正しい国生みに
成功し8つの島と6つの小さな島からなる
日本列島を形作りました

そうやって多くの神々を生み出した
イザナミでしたが
火の神 カグツチを生んだ時に
火に焼かれ、大やけどをしてしまいました

病床で苦しみながらも
新たな神々を生んだイザナミは
やけどの為にとうとう力尽きて
死んでしまったのでした

イザナギは、妻の遺体に取りすがって
「愛しい妻の命がたった一人の我が子の
命に変わってしまうとは!」
と枕元に伏して大泣きします

その涙からは、ナキサワメノカミが
生まれました

亡き骸を出雲国(いずものくに  現:島根県)
と伯岐国(ほうきのくに  現:鳥取県)の境に
ある比婆之山(ひばのやま)に葬られました


イザナギは妻を死にいたらしめた我が子である火の神 カグツチに対する怒りが抑えきれず、憎悪たぎらせ、ついに持っていた
十拳剣(とつかのつるぎ)を振り下ろして、首を切り落としてしまうのでした

その時に、飛び散った血や流れ出た血から
雷や炎の神など16柱の神々が生まれ出たのでした