最初にお断りしておきますが、ソーラー玄人さんには全くお役にたつお話ではありません。
私のような同じ素人さんにも、長いだけであまり面白い話ではないかもしれません。m(__)m。
ソーラー導入予定のない方には、読むだけで疲れちゃうので、この先へ進むのはお勧め致しません。^^;



NV350ボギーにはソーラーパネルNIL100 を設置しています。
マンション暮らしなので、外部充電できないための必需品です。
サブバッテリーはブライトスターSMF 27MS-730を1個使ってます。

ど素人の私は、特に何も気にすることなく、ほっておいても勝手に充電されて、電気が使えるものだと思ってました。
そんな中、1年しないでサブバがだめになり2月に交換したんですが、色々原因を調べていくなかで
①ソーラーコントローラーを理解していない。
②バッテリーの電圧を理解していない。
③コントローラーで最適充電設定にできていない。
ってことに気付き、ある程度は理解しとかないといけないってことがわかりました。(当たり前ですね・・・)

バッテリーがダメになった真の原因はわかってませんが、推定原因としては、「ちゃんと充電できてなかった」のと、「過充電」が原因だったのかなぁ?ってことで、その辺も併せて記事に残したいと思います。

素人が素人なりに確認した内容です。
ここ違うよ!とかこうしたほうがいいよ!とかあれば教えて頂けると助かります。m(__)m



まず、①ソーラーコントローラーですが、PV-1212D1Aを設置しています。
このコントローラーは液晶表示が多彩なんですが、そこに表示される意味を理解してませんでした。

付属の説明書に最低限の記載はありますが、素人の私にはその内容自体が???
正直バッテリーがおかしいと感じた昨年末まで、全く気にしたことありませんでした・・・。

まず、充電状態がいくつかあってコントローラーに表示されます。
BULK CHARGE バルク充電
FROAT CHARGE フロート充電
EQULIZ CHARGE 均等充電
ABSORB CHARGE 吸収充電


それぞれの状態については、機種違いですが、「こちら」 に上記のグラフがあって、
そういう事なんだぁ~と、見た目に何となく理解できます。

サイト内の説明は取扱説明書と同じ内容です。
バルク電圧(終止電圧)段階 BULK : このモードでこの充電器は全出力で電池を充電します。

電池がバルク(BULK)電圧に達すると、充電器は次の段階に移ります。
吸収充電段階 : この段階では充電電圧はバルク(BULK)電圧を1時間維持します。
フロート電圧(自然放電補充電圧)段階 FLOAT : 充電電圧をフロート(FLOAT)電圧に維持して、設定のフロート電圧より累積30分の間低下すると新しいバルク充電または吸収充電の段階に移ります。


その内容をもう少し詳しく説明されているのが「こちら」 です。

これで、状態の表示については、何となく理解できたんじゃないでしょうか。
専門家じゃないし、聞きかじっただけなので、これ以上は言及できませんが・・・。

ちなみに、説明書には記載ないけど液晶に表示される「PV<BATT」はNJYさんに教えてもらいました。
"PVはソーラーの電圧ですので、それがバッテリー電圧よりも低いということです。
"
つまり「現在ソーラーの発電量が低く充電していません」という意味になります。
ってことで、夜とかに見ると「PV<BATT」になってるのは、そういう事だと理解できました。


次に、コントローラーには当日、一日前、二日前の発電量Ahが表示されます。
この表示の意味は理解してましたが、表示される数値(発電量)について全く理解してませんでした。
バッテリーが何かおかしいと感じ始めた昨年11月頃に数日間記録取ったんですが、表示はだいたい1~2Ahぐらい。
へぇ~このぐらい発電してるんだぐらいの感覚です。
数字の大小も理解してませんでした。

色々調べるうちに1~2Ahって全然発電してないじゃん!
ソーラーパネルNIL100は最大電流5.26Aなので、単純計算で4時間もあれば20Ahはいくはず・・・。
ど素人の私は、ソーラーパネルがおかしいんじゃ?って思いこんで、2月にOMCさん行って見てもらった次第です。
そのOMCさんで、バッテリーが満充電だと、電気入って行かないんで発電量が1~2Ahレベルになると教えてもらい、パネルは全然問題ないことを理解できました。

その時に併せて勘違いを解消できたんですが、
たまにコントローラー表示が10Ahとかになるんで、走行充電分が加算されて表示されるのかな?と思ってました。
コントローラーは太陽パネルから発電した分しか表示されないので、走行充電とは全く関係ありませんでした。
ほんと何にも知らないど素人ですいません・・・。

コントローラーの表示が何となく理解できたところで、次は②バッテリーの電圧です。
お恥ずかしい話ですが、バッテリーの満充電電圧も理解してませんでした・・・。
ただ、これは調べれば調べるほどいろんな情報が出てきます。

●12.6V~12.8V
情報もとは「こちら」「こちら」

●13V~13.5V
情報もとは「こちら」

●12.6V以上
情報もとは「こちら」
こっちは直接、後で出てくる別件と合わせて聞いたところ、
充電直後の状態では、充電・・・すなわち12.6V以上の電圧をかけて充電作業を行うわけですから、極板の表面に浮遊電力が残り、12.6V以上の電圧になります。
ですが、そのまま放置しておけば時間の経過とともに徐々にこうした浮遊電力が取れていくようになりすので、12.6Vに近づいていきます。

そもそも、公称12Vの鉛蓄電池バッテリーというのは、鉛と硫酸で得られる起電力が約2.1Vですので、
それが6個直列に接続されてますので、約2.1V×6=約12.6Vとなります。


何となくわかったような・・・。

更に古いオートキャンパーを見ていたら
通常の12vバッテリーは満充電だと12.8v前後が一般的。
あくまでも新品時で、経年劣化は考慮が必要ってことでした。

12.8~13.0vを目安にしておこうかと。

ところで、ソーラーコントローラーにはバッテリー電圧が表示されます。
てっきり、バッテリーだけの電圧表示だと思ってました。
満充電電圧も認識してなかったんで、14Vとか表示されてても、バッテリーの電圧だと思ってました。
昼間はソーラー充電中なんで、バッテリー電圧じゃないと知ったのも、ここ最近・・・。

「滑り納め in 草津国際スキー場」
ここで、出かけるときに13.1Vなんて言ってましたが、まだ明るい時間だったし、
バッテリーダメになっても朝になってFFヒーター使えた時の12.6Vってのも、どちらもソーラー充電中の電圧だったんですね。


ここまで、コントローラーの表示とバッテリー電圧を理解したところで、
次はじゃあ③ソーラー充電でどうやって最適な充電するのって話です。

ソーラーコントローラーはバルク電圧(終止電圧)が設定できます。
取扱説明書には推奨するバルク電圧として
ディープサイクルの電池:14.4v~15.5v(電池メーカーによる)←電池メーカーに確認してください。
と記載されています。

サブバをダメにするまでは、そんなことも気にしたことなくて、初期設定の14vのままでした。
電圧高くしないと満充電にならないと聞いていたものの、特に支障なかったので(その当時は)そのままでした・・・。

サブバがおかしいなぁと感じ始めた1月頃に、14.9Vに設定してました。(既に手遅れだったみたいですが)
ブライトスターを満充電にするには15vかけないとダメって情報を目にしたのと
取扱説明書に15v以上に設定すると車に装備した家電製品などが過電圧で壊れることがあります。
と書いてあったので、何か矛盾してるなぁ?と思いながら14.9vにした次第です。

2月にバッテリーを交換した際もそのまま14.9vに設定したのですが、電池メーカーにちゃんと確認してみました。
○バッテリー販売会社の電星さん:自動車のオルタネータと同様の14.4Vで良いのではないでしょうか。
○バッテリー正規代理店のバスケスコーポレーションさん:通常は14V設定で充電不足気味と感じたら14.9Vに設定されてはいかがでしょうか
バッテリーはキャンピングカー専用品ではないことと、ソーラーコントローラーの特製を把握できていないことから、明確な値はよくわからないといった印象でした。
それでも、素人質問に丁寧に回答を頂きました。ありがとうございました。
そして、やっぱりちゃんと充電器での充電を奨められましたけど。

更に機器販売のNJYさんにも質問し、丁寧な回答を頂きました。
バルク電圧14.9vはかなり高めで、ブライトスターなら14vくらいでいいと思います。
バルク電圧を高くし過ぎると、その後のアブソーブ、フロートに切り替わるのが遅くなり、結果「過充電」というカタチになってしまう。
アブソーブ、フロートはバルク充電で達した設定電圧になって切り替わる弱い充電モードです。

それで、4月に14v設定にしてみました。

そんななかで最近「こんな記事」 を見つけました。
ソーラー蓄電「中級者以上」となっている方々は、なんとなく経験則で知っていることなのですが、
充電終止電圧が概ね14.3V以上あれば、元気な状態のバッテリーなら十分に充電できるのです!

そもそも、先にも書きましたがコントローラーの取扱説明書には推奨するバルク電圧として
ディープサイクルの電池:14.4v~15.5v
と記載されてます。

「電池メーカーによる」とは記載されてますが、まずは14.4vには設定したほうがいいってこと?
未来舎さんにその解釈でいいのか聞いてみましたが、
取扱説明書の値は目安ですので、バッテリーメーカー様へ確認していただきその値に設定してからご使用いただくのが確実です。
ってことでした・・・。

ただ、取扱説明書には、
出荷時設定のバルク電圧 14.0v、フロート電圧13.4vについて、
注意:バルク電圧およびフロート電圧は密閉ゲル型または二酸化鉛電池のみに適用してください。
と記載されてますが、注意の意味を理解してませんでした。

もしかして逆に言うと、出荷時設定の14.0vはディープサイクル電池の場合は適用しちゃダメってこと?って聞いてみたところ
出荷時設定値はディープサイクル電池への充電には小さいことが多いので、確認、変更を促す記述です。
との回答は頂きました。
やっぱ最低でも14.4vには設定したほうがいいってことじゃ・・・。

ここでやっと14vじゃダメって理解できたのと、
決め手は途中でリンクさせてもらった蓄電システム.comさんに問合せをして、バルク電圧14.5v、フロート13.6v設定を推奨値として教えて頂きました。

(個人的に確認した内容ですので、公式に保証されるものではありません。)
他社製品の問合せに対し、親切、丁寧に回答頂きました。本当にありがとうございます。


で先日ようやく、14.5vに設定を変更しておきました。

バルク電圧については、「こんな記事」 をみつけました。
車じゃないですが、設定したバルク電圧のイメージをつかむことができるかと。

このシリコンバッテリーの充電電圧MAXが14.4~15Vとなっていましたので、
ソーラーコントローラー(PV-1212D1A)のバルク電圧(終止電圧)を14.5Vに変更していますが、14.5Vで充電されることはほとんどなかったようです。
PV-1212D1Aのバルク充電は、バッテリーの電圧が12.0Vなら、太陽光パネル側の電圧を12.1V(太陽光が当たっている場合)としてバッテリーに充電していくようです。
バッテリーの電圧が12.2Vになれば、太陽光パネル側の電圧を12.3Vというように徐々に充電していく仕組みのようですが、
バッテリーの電圧が13.5V位になると、その電圧は日没とともに13.0V位に低下します。
翌日も晴天で十分な発電量が得られると、バッテリー電圧が14.5Vに達し満充電を示す緑ランプ点滅となるようです。
14.5Vに達したあとは、一定時間(取扱説明書情報では1時間)ABSOORB CHARGE(吸収充電)となります。
この状態の時は、日射があると太陽光パネル側の電圧が17V位まで上がるようです。
一定時間経過すると、ABSOORB CHARGEが終わりバッテリー電圧は13.4V位まで低下します。


これで、バッテリーがダメになった推定原因の「ちゃんと充電できていなかった?」については、改善できるんじゃないかと。
ただ、いろんなところで聞いたり、「この記事」 にもありますが
たまには充電器で満充電にしないと解決はしないのかもしれませんが、まずはここまでの改善で良しとしておきます。

もう一つの推定原因「過充電」についてです。
ディープサイクルバッテリーは過充電に弱いとか。全く認識してませんでした・・・。

私の実家滋賀県と奥さんの実家青森県
長期連休で帰省するときは多少の電気を使った記憶ありますが、あまり使ってません。
無駄に電気使わないことがいいことと思ってましたし、移動目的なんで使う必要もありません。

で、過充電ですが、長距離走行時には走行充電でどんどん充電され続けてたんだと思います。
特にうちのボギーはサブバが1個なんで尚更だったかと。
去年の夏には青森へ帰省、9月には関ヶ原キャンプで実家にも帰省
それ以外にも電気使わないで長距離走行は結構ありました。

初めてサブバが使えなくなったのが11月の西湖キャンプ
なんとなく、時期的に過充電の影響が決定的になった頃だったのかも。

それで、2月にサブバ交換してからは、中距離走った時には、インバーターの電源を入れておいたり、
実家への帰省なんかで長距離走る時には、使わなくても冷蔵庫の電源入れるようにしてみました。
インバーターの電源入れておくと、次の日には10数Ahの発電量が記録されます。
待機電力はカタログ値で0.7Aなんで、20時間で14Ahってことですよね。

もし走行充電で過充電になってたとしても、インバーターの待機電力で消費された分をソーラーで適正な満充電にしてくれてるはず?
滋賀からの帰省で、冷蔵庫の電源入れて帰った際には、翌日の発電量はほとんどなかったんで
走行充電分を冷蔵庫でうまく消費して?過充電にはならなかったんじゃないかと思ってます。

ただ、最近「こんな記事」 を目にしました。


一方,過充電については自動車用オルタネーターの14V前後では,電圧的に低いのと,それほど移動が長くない場合,問題ありません高電圧で充電し続けた場合は過充電になります。
また,満充電の約80%くらいから,バッテリーがガッシング(泡が出る状態)になり,極板を痛め充電不良につながります。
 ディープサイクルの満充電状態は,無負荷の状態でテスターで計測すると,13V強あります。通常のオルタネーターの充電ではそこまで充電できません。
 通常の自動車充電器でも充電は可能ですが,チャージ電圧のコントロールや満充電は難しいと思います。


走行充電では過充電まではいかないみたいですが、それほど移動距離が長くない場合ってことなので、やっぱり長距離だと問題になるってことじゃないでしょうか。

それでインバーターの電源を入れて調整してますが、365日ずっとONにしてていいのかわかってないので、時々ON、OFFするようにしてます。


そんなことしてましたが、「この記事」
バッテリーを長持ちさせる要諦として
4.負荷接続端子を用いて、小容量の放電を行う(そのために付いている端子です)
って記事を見つけて、コントローラーに何のためにあるのかわかってなかった端子の目的をちょっと理解できました。
じゃあ何を接続すればいいの?はまだよくわかってないんで、しばらくはインバーターのON,OFFでしのいでみようと思ってます。



長々と書きましたが、私の思いこみや、間違ってるところもあるかもしれません。
サブバがダメになったんで、自分なりに色々調べて、問合せして現時点で理解した内容として記事にしています。

あくまでもバッテリー知識のないど素人が書いてますので、ご指導頂ければ幸いです。
参考にされる場合は自己責任でお願します。

素人な質問にも丁寧に回答頂いた会社の方々に感謝すると共に、
様々なリンク先及び引用につきましては、問題ありましたらご連絡お願いします。