福島原発事故は、送電鉄塔の倒壊で外部電源から遮断され、その上津波で非常電源まで失いメルトダウンした・・

ザポリージャ原発への電源供給停止がどれだけ危険なことか、判っての攻撃なら、(ロ軍、ウ軍、或いは第3勢力にしても)狂人の仕業と言わざるを得ない。


 AFP 2022年8月26日 0:05 
ウクライナ原発、送電網から切断 運営企業発表
【ロシア軍に占領されているウクライナ南東部のザポリージャ(Zaporizhzhia)原子力発電所が25日、国内の送電網から切断された。同原発を運営する国営原子力企業エネルゴアトム(Energoatom)が発表した。

 エネルゴアトムはメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、「侵略者の行為により、ザポリージャ原発は同発電所の歴史上初めて、送電網から完全に切り離された」と投稿した。

 同社によると、隣接する火力発電所の灰坑の火災で送電線が2度にわたって切断された。他の3本の送電線は、ロシア軍が以前実施した「テロ攻撃」で破損。結果、6基ある原子炉のうち、これまで稼働していた2基が送電網から切断された。

 同社は現在、原子炉1基を送電網に接続するための起動作業を行っているという。】


 TBS NEWS DEG 2022年8月26日(金) 11:46
「原子力事故の瀬戸際だ」ゼレンスキー大統領 ザポリージャ原発への電源供給が一時停止
【ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポリージャ原発への電源の供給が一時、停止したことがわかりました。ゼレンスキ―大統領は「原子力事故の瀬戸際だ」として、原発の状況に強い危機感を示しています。

ウクライナ国営の原発運営企業は25日、ザポリージャ原発の近隣で発生した火災で送電線が損傷し、稼働を続けていた原子炉2基が「送電網から切断された」と発表しました。

非常用電源が稼働したとしていますが、「侵入者の行動により原発ができて以降、初めて送電網から完全に切り離された」とロシア側を非難しています。

これについて、ゼレンスキー大統領は。

「もし発電機が動かず、我々の原発のスタッフが停電後、対応しなかったら原発事故が起きていただろう」

「ロシアがウクライナとヨーロッパを原子力災害の瀬戸際に追いやった」と非難し、IAEA=国際原子力機関に対し、原発からロシア軍を撤退させるための迅速な行動を求めました。

一方、24日のロシアによるウクライナ東部の駅などに対する攻撃での死者は、子どもを含む25人となりました。ロシア国防省は弾道ミサイル「イスカンデル」で軍事用の輸送列車を攻撃し、「ウクライナ軍の予備役200人以上に損害を与えた」としていますが、民間人の被害には言及していません。】


 朝日新聞デジタル 2022年8月26日 21時30分
ゼレンスキー氏「放射能災害の一歩手前」 原発で電源、一時途絶
【ロシア軍が占領を続けるウクライナ中南部のザポリージャ原発で25日、原発への外部からの電力供給が初めて一時的に途絶えた。ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムが同日、公表した。原発近くでの火災が原因で、非常用の発電機で電源は確保されたという。国際原子力機関(IAEA)は来週にも現地に調査団を派遣する意向だが、これまでも難航しており、実現するかはわからない。

 ウクライナ側からの報告を受けたIAEAによると、同原発は6基の原子炉のうち2基が稼働中だった。これまでの戦闘で、外部からの四つの送電線のうち三つが失われていた。

 今回、残った一つで、少なくとも2度にわたって送電が途絶えたという。完全に外部電源が途絶する状況が続けば、炉心溶融などの重大事故が起きかねない。

 エネルゴアトムなどによると…】