午後1を勉強するときの注意点。 | ITコンサルが語る よりわかりやすい 情報処理技術者講座

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「情報処理技術者試験の合格」を目指す人にとって
役立つ情報、事例、コンテンツ、思考法 ・・・などなどを
のんびり綴ってゆきます。

情報処理技術者試験に向けて
学習を始めた方も多くなってきたのでは
ないでしょうか。



試験では、大きく分けて

 

の問われ方があります。




つ目は、知識を純粋に問うもので、
多くは午前中に実施される試験です。


つ目は、午後に実施される試験で
知識を問われるものの、

 単に

正解を選ぶだけではなく、問題文から
ヒントを探し出して、それを知識と

 組み合わせて

正解を選んだり、作り上げたりします。


つ目は論文試験です。



今日は、このうちの番目
つまり、高度試験で言えば、

 午後1

の試験の勉強方法について、少し
お話をしてゆきます。





1つ目の知識を純粋に問われるものと、
2つ目の問題文からヒントを

 探し出す

タイプでの勉強方法の、大きな違いは、

 解いた問題

どうするかによります。



具体的には、1つ目の知識が問われる
試験(午前試験等)は、間違えた問題を

 繰り返す

ことで、内容を

 暗記するだけ

でも、十分な学習効果が得られます。


これは、午前問題は、

 全く同じ問題

が繰り返し出題されることと、たとえ
違った出題のされ方をしても、
問われている

 知識内容

が同じだからです。


過去問を繰り返す、というのは、
王道の勉強法ですね。





しかし、2つ目の問題文からヒントを
探し出すタイプ(午後1試験等)は、

 ただ、繰り返す

だけでは、あまり学習効果がありません。


当然ですが、同じ問題は出題されない
という点もありますが、それ以前に、

 ヒントを見つける

という力は、

 単なる繰り返し

では、身につかないからです。

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は、どうしたらいいでしょうか


既に学習済みの方も多いかも
しれませんが、

 PDCAサイクル

を回すことが、必要になります。


具体的には、問題を解いてみて

・間違った箇所
・再現性の無いところ
・自信がないところ
・偶然あたったところ
・時間のかかったところ


などを、見つけ出し、その

 原因

を自己分析するのです。


・なぜ、間違ったのか?
・なぜ、再現性が無いのか?
・なぜ、自信がないのか?
・なぜ、偶然あたったのか?
・なぜ、時間がかかったのか?


はっきりいって、問題を解くよりも
はるかに時間がかかりますし、頭も
使います。


しかし、PDCAサイクルの

 C(Check)

つまり、検証がなければ、次の

 A(Act)

である対策は立てられませんよね。



この C や A をやらずに、がむしゃらに
過去問を解くというのは

 ( ̄▽ ̄;)
 PDDDDD・・・


ですから、いつまでたっても、

 午後1の得点

が安定しない要因の1つになります。