ツマグロヒョウモンの羽化 2021/07/06 | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生

 ウチの建物の周りには多少なりとも空きスペースがある。庭にできないこともないが、これまでの経験からそうすると夏場の雑草引きがかなわないので、草木が生えないように対策をして、さらに人工芝を敷いている。

 

 多少なりとも緑が無いのは殺風景だ。猫ベランダや敷地境界の柵にハンギングバスケットを釣るすことにした。2019年9月に引っ越してからもうすぐ2年になるが、それなりに様になってきている。日ごろの暇つぶしのたまものである。

 

 

 

 ある日のこと、ビオラを茂らせているバスケットのハナガラの整理とタネとりをしていたときに、大の苦手の幼虫が・・・毒々しい色柄のが2匹もいた。この幼虫はビオラが大好きという。

 

 駆除と思ったが、調べると名前は知らなかったがこれまでに見たことのあった「ツマグロヒョウモン」の幼虫で、毒は持ってなく見た目が苦手なだけ、もうすでに大きく成長していて、蝶になるのは近い気がした。無役な殺生することもあるまいと、この先どうなって蝶になるのか観察することにした。

 

 それ以来毎日の水やりの時だけでなく、日に何度も幼虫の様子に変化がないか見守るようになった。何度見ても気色悪くて慣れないが、いつしか日課と化した・・・コロナ禍でのステイホームも拍車がかかった要因かも・・・。

 

 

 

 それから1週間以上経ったと思うが、1匹がぶらさがりしたと思ったらサナギに変化した。糸?を吐きしっかりとつかまってぶら下がっていた。それから数日後には、同じ経過をたどってもう1匹がサナギに変化した。2匹とも変化中の様子は見ることはできなかったが、ぶら下がってから短時間で変身した模様だった。

 

(幼虫:気色悪いのでよう触りません)

 

(サナギ:奥の茶色が最初に、手前の黒色があとから)

 

 

 サナギへの変化は観察できなかったが、次のステップの羽化こそは見るぞとこれまで以上に頻回に「観察」をした。

 

しかし、4日の間隔があって二度のチャンスがあったがやっぱり変化の最中は見ることはできなかった。2匹とも羽化した後の羽を乾かしている状態に出会ったのが精々であった。しばらく羽の開閉をしていたが、風と共に飛び立っていった。

 

これも調べて分かったのだが、最初に羽化した蝶のほうが♂、あとの煌びやかなのが♀らしい。

 

 

 

 

<追記>

 無事に飛び去ったので、ビオラのバスケットを整理していた。

 糸くずのような細く小さいしかし毒々しい幼虫が1匹いた。

 片付けるのはおあずけだなあ・・・また観察だ~。