自律感覚絶頂反応 | NIGHT HAWK FLIGHT★彡

NIGHT HAWK FLIGHT★彡

テーマ別に見てもらえると
わかりやすいかもしれません

 NIGHT HAWK→自分の想い、日常
 RHODSE WALK→愛猫ローズの日記
 SONIC VEIL→音楽への想い
 時の消える時→詩集、BELAVIS
 THUNDERBOLT Ex→バンドのこと


今年も砧公園では子福桜が咲きました


子福桜が散り紅葉が始まると冬の訪れを感じます。

秋空とのコントラストが素晴らしい
この美しさ、貴方にはどう伝わるのでしょう…


ところで皆さん、 ASMR ってご存知?
ASMR:Autonomous Sensory Meridian Response 人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、頭がゾワゾワするといった反応・感覚。日本語に直訳すると「自律感覚絶頂反応」となります。
Youtubeで検索するといろいろ出てきますね。耳掻き音やら、囁きやら…映像で言うと3DやVRなど、作品を単純に「見る」「聴く」という直接的な受け取り方から、第6感の域とも言える「感じる」という受け取り方が始まっています。

実際に自分がライブを演ったり観たり、それを録音や撮影をしていてずっと感じていたのが「ん〜、ホントはもうちょっとね…なんだけどな…」という違和感。
悔しいような…勿体無いような思いをずっとしていました。

そしてそれは、どんなアーティストでも常に感じていると思います。
「ライブで感じてね!」「ぜひライブで!」
その言葉の裏には単に集客という目的だけではなく「私のありのままを感じてほしい」という思いがある。

それを可能にするのがASMRという考え方ではないでしょうか。

まだ音楽の分野ではあまり活かされていないようですが、自分はやってみたい、チャレンジしてみたい!そう感じて、最近ずっと勉強したり試行錯誤してます。


さてその方法ですが、単純にステレオマイクで綺麗に録音すれば良いわけではなく、自律感覚を絶頂に導くためには、あたかもその場に居合わせたかのような臨場感を再現しなければなりません。
その録音方式は、バイノーラル録音(Binaural recording)
人間の頭部の音響効果を再現するダミー・ヘッドやシミュレータなどを利用して、鼓膜に届く状態で音を記録するやり方です。

すでにダミーヘッドやバイノーラル録音マイクなどは流通しているのですが、それらを揃えるのはかなりの大事…そもそも自分がやりたいのは野外での自然と音楽の融合なわけで、マネキンの頭を担いで山に登るわけにもいかないわけですよ(笑)

そこできっかけとなったのがこちら


SONY:Digital Noise Cancelling Headset
MDR-NC31EM

こちらヘッドホンをしたまま電話の通話が出来るヘッドセットで両耳外側部分にマイクが内臓されています。
ソニーのノイズキャンセリングの仕組みはご存知かな?
耳の穴に差し込むカナルタイプの密閉性で静音しているわけではなく、外部の雑音を両耳のマイクで拾ってその音と逆位相の音波をヘッドホンから流し雑音を打ち消しているのです。
カナルタイプのヘッドホンだけでもかなり静かに感じるんですが、音楽を流さないでこのヘッドホンをして街中に出てみると凄さがわかります。スマホを開いた瞬間、スッ!と環境音が消えます。まるで自分の部屋にいるかのように、結構ビックリしますよ。ソニー凄い!笑

そして自分のスマホ(SONY:XPERIA Z5)の録音機能はこのヘッドセットに対応しているので、動画撮影でも音声がバイノーラル録音になります。

試しに川原や公園で録音してみたけど、面白い!
ステレオマイクで普通に録音したのと比べてみると臨場感が違います!
ステレオマイクでもかなり広い範囲の音が拾えるのだけど、指向性のマイクなのでやはり「平面的」なんだよね。
バイノーラル録音のマイクは全指向性、つまり360度、空間すべての音を拾う構造なので臨場感が出るわけです。
これはチャレンジする価値はある!そう確信しました。
録音機材とヘッドセットだけという軽装備も魅力です。

で、あれこれセッティングを試行錯誤していたのですが、あることに気づいてしまいました。

録音された音質がイマイチ…

そもそもノイズキャンセリングと通話するために内臓されたマイクなので、音楽録音なんて想定していないわけで…いろいろ調べたら、このマイクの周波数特性は、100〜4,000Hzであろうと思われます。
自分の持ってるハーモニカ用マイクの周波数特性は、50〜18,000Hz、音楽録音用のコンデンサーマイクの周波数特性はだいたい、20〜20,000Hzが基準なんですよね。ソニーおしい!笑

というわけで、周波数特性の広いマイクを探しました!←あきらめ悪いw


バイノーラル録音を見越して作られたヘッドセットはまだ少ないのだけど、見つけました。
Roland:CS-10EM
adphox:BME-200
どちらもバイノーラル録音を目的として作られたヘッドセットで周波数特性も問題無い。
いろいろ聴き比べてみたけど、音質的にはアドフォクスのが良い感じでした。オーディオ関連の集音機や補聴器を作ってるメーカーなので「耳」に精通している、そんな感じがします。
値段的には、ローランドが8千円ほど、アドフォクスは2万円越えというところです。

どっちがいいかな〜とネットの評価など見ながら検討していたのですが、そこで面白い書き込みを見つけた。世の中には凄い人がいる…
乗っかってみることにしました(笑)

そこで購入したのがこちら!


SONY 電話録音用イヤホンマイク:ECM-TL3
を2つと
JVC プラグアダプター:AP-212A

えっ?電話録音用?
と思うでしょ。イヤホンをしてその上から受話器をあて外部音を拾う、実は仕組みは同じなんです。
ただ片耳用のモノラルイヤホンなので、2つ買ってアダプターに繋ぎステレオにするというアイデア。
5千円ほどで出来てしまいます(笑)
周波数特性も20〜20,000Hz、他のメーカーにも電話録音用イヤホンはあるのだけどソニーを選んだ決め手は「骨伝導」そう、これ骨伝導でも音声拾ってるのです。


さっそく試してみることに…


ライブの録画で活躍した、SONY:HDR-MV1
この内臓マイクも良いのだけど、ECM-TL3を耳にセットしてMV1の外部マイク入力に繋いで撮影

録音したのを聴いてみて…ニヤッとした

脳天直撃!笑

こんなに「ありのまま」のハーモニカの音って初めて聴いたかも!

つうぐらい良かった!ソニーバンザイ!笑

鳥のさえずりや頭上を通過する飛行機の音、遊ぶ子供達の声、環境音も見事に捕らえてる!
それらすべてが、上っ面で重ねた多重録音じゃなく、自然に融合し調和している。



試しにこんなこともしてみたけど…

やっぱり耳にセットして録音した音にはかなわない。
耳介や外耳道、中耳、内耳…人間の耳って凄いんだなぁとあらためて実感しました。

そして骨伝導のおかげかと思うのだけど、グッ!と力を込めて吹いた時の強弱、ハーモニカの左右…高音部・低音部のステレオ感がハンパなかった。
ギターなんかをこの方式で録音するには、マイクの位置やセッティングを変えなければならないだろうけど、ハーモニカは発声と同じだからね、ある意味、聴き手にも自分が演奏しているような感覚をもたらすことが出来る。
臨場感、そして「一体感」という点でも、予想以上の高結果が出て嬉しかったです♪
ただ、うまく吹かないと「ングッ」って喉の鳴りも録音されちゃうけど(笑)


このマイクと自分の音楽を装備して…
フィールドへ踏み出してみようと思います!



ライブに行きたい、その場で観たい、目の前で聴きたい、そう思っても人には、行けない、観れない事情があったりするもの…


貴方が音楽をする目的は何ですか?


誰しも心にはどうにも拭いきれない闇がある
見え透いた快楽で自分をごまかすのはもう止めにしませんか?


闇を拭い穢れを祓うことは難しい…
でも方法はある

自然の力と音楽の力は計り知れない


おれは諦めない




人生は "Four Nine"

今日という日をこうして迎えるのはわかっていたさ
99.99%の確率でもね…0.01%の勝率はあるだろ
勝率はゼロじゃない…賭けてみたかったのさ

あの時の涙は…
0.01%に賭けることの出来た 自分の勇気


0.01%に賭けられる人間には 後悔など微塵も無い