気付かない・・ | 呑気な頼さん

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私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

綱越神社の不思議
日本最古の大神神社摂社、綱越神社は川禊の初瀬川から国道169号線、大鳥居手前右側の鎮守の森に位置します。祭神は最強の祓戸大神(祓戸四柱)ともよばれ「瀬織津比咩(せおりつひめのかみ)、速開津比咩(はやあきつひめのかみ)、気吹戸主(いぶきどぬしのかみ)、速佐須良比咩(はやさすらひめのかみ)」です。さてこの綱越神社の拝殿に立つと分かると思いますが、拝殿中央と本殿中央は一列に並ぶのが普通ですが、このお社は三輪明神摂末社、唯一何かを避けるように、本殿が中央から右にズレてるのが特徴です。それは玉垣内の本殿左側下を見ると分かります。四角い石が斜めに埋まる形で見えます。幾度も玉垣内の造功(ぞうく)されてますが移動されることなく、この場所に埋められてます。親父(元僧侶)はこの石は祓戸神の要石(かなめいし)だと教えてくれました。また諸説があると思いますので、ご存じの皆さんが居られましたらお教えくださいね。また鳥居の右側、社名の石碑横には辺津岩座のひとつが鎮座します。

 

 

 

 

 

 

■拝殿の中央と本殿の中央が右にズレるのが分るでしょうか。

 

 

 

■祓戸神の要石(かなめいし)です。

 

 

 

■鳥居の右側、社名の石碑横には辺津岩座のひとつが鎮座します。