今年開業して、初めての年末年始を迎えようとしてます。


自分で言うのもなんですが当院、開業して半年間、それなりに順調だったと思います。


普通は開業して1年くらいは、患者が定着しなくて1日の患者数が1ケタ台が続いて苦労するものと聞いていたし、その覚悟は出来ていました。


ですがフタを開けてみると、夏場はさすがに少なかったものの、ここ数週間は1日患者数が50人以上という日が珍しくない日々が続いています。


開業医は一種の人気商売と言われますので、とてもありがたいことです。


病院勤務だった頃は、患者さまから感謝されることが多く、それがさも当然と考える自分がいました。


ところがいざ開業医になってみると、来院してくださる患者さま達に対して、逆に僕がお礼を言いたくなってしまいます。

だって、数ある病院・クリニックの中から、わざわざこんな若造がやってるクリニックを選んで来てくださるんですから。


「人に常に感謝の気持ちを」


これが開業して僕が改めて学んだ事の一つです。




ところで当院、30日から1月3日まで5連休をいただくのですが、これは僕にとって初めての経験です。


というのも、医者になって10年弱ですが、この間まともな正月休みを取ったことなどなかったからです。


盆暮れ正月問わず小児科の患者さまは殺到します。

で、その診療にあたるのは大抵は若手医師になります。

ただでさえ人数が少ない小児科医。10年未満の若手小児科医に正月なんぞ無かったんですね。


ですので、、、紅白観て、カウントダウンして、初詣して、箱根駅伝観て、新春かくし芸大会を観て・・・

なんて生活をするのが医者になってから初めてなんです。


嬉しい半面、「ほ、本当に休んでいいのかな?」と考えたりしちゃいます。

長年の習性で思わず体が勝手に働きだしてしまうかも・・・


・・・て事はないです。

の~んびり休ませていただきますよ。はい。