ちなみに当院も「小児科・アレルギー科」という標榜をしてます。

 

元々僕は未熟児・新生児が専門でしたが、開業にあたり子供に多いアレルギー疾患について勉強し専門医に準ずるレベルの技術を持ったので標榜してます。

 

ところが最近はアレルギー科ってのを安易に標榜しているクリニックが増えてきてるようです。

 

「内科・アレルギー科」

「皮膚科・アレルギー科」

「耳鼻科・アレルギー科」

「心療内科・アレルギー科」

などなど・・・

 

おそらくは春先に花粉症の患者さんを取り込むことが目的だと思われます。

 

花粉症など問診と簡単な処方で済んでしまうので、ぶっちゃけ誰でもできる・・・

 

ただ、じゃあアレルギー科を標榜していて、ホンマモンのアレルギー疾患が来た時にちゃんと対処できるのでしょうか。

 

喘息発作やアナフィラキシーといったものは、救急疾患に属するアレルギーです。

 

こういった救急疾患に対処できないくせにアレルギー科を名乗っているところが大半だと思われます。

 

万が一アナフィラキシーショックを起こしたり、もっと身近な話として子供が喘息発作を起こしたから、近くの「ついでアレルギー科」に駆け込んで、果たして命が助かるのかな?と。

 

医師免許さえあればどんな診療科でも名乗れることになってて、僕だって明日からいきなり心臓血管外科と標榜できちゃう、これは何とかしないといけないと思うんです。