医師会主導で能登半島地震の被災地への医療ボランティアの募集がありました。

 

被災地における子供たちのメンタル不調は盛んに報じられてて、病気やケガ以外にも子供たちのメンタルケアの要員として小児科医が担う役割ってのは大きいと考えてます。

 

東日本大震災の時も、僕はクリニックの診療を捨てて被災地に飛びたいと思ったもんです。

その思いは過去の記事を見返せば出てくるでしょう。

 

でも結局は行けなかったし、今回の能登半島のボランティア参加も見送りました。

 

 

行きたかったけど、行けば当院に毎日100人は来る患者さんが困ることになる。

 

ただでさえ周囲が「発熱外来」がどこもいっぱいで行き場を失って困ってる患者さんが多い中、当院は発熱患者を制限なく受け入れて診療してます。

 

そうした人々が困ることになる・・・

 

被災された方々、子供たちへの思いを胸に、僕は自分の地域の医療に専念することに決めた次第です。

 

そこで僕は思ったことがあります。

 

 

被災地への支援・協力が広がることは、素晴らしいことです。

 

被災地の方々を気遣う気持ち、とても大事です。

 

 

何かと不寛容でささくれだった世の中になってきてるけど、こういう困った人たちを助けたいという気持ち・動きを見ると、まだまだ日本も捨てたもんじゃないと思いました。

 

 

なので言いたいのは、その気持ちの一部でいいから自分の身の回りにいる人たちへ向けてみてはどうでしょうか?と。

 

より住みやすい、より寛容な世の中を目指して、さ。