オリオン座にある1等星ベテルギウス。

 

近々超新星爆発をおこすと言われてて、もしそれが起こると満月くらい明るくなり昼間でも見えるようになるんだそう。

 

「明日起こるかも?」などと言われてて、そんな歴史的ショーを是非この目で見てみたいものですが、どうやらそれは数万年先であることが最近分かってきてます。

 

というのも、核融合反応で燃えてるベテルギウスにはまだまだ多くのヘリウムが残ってるからで、ヘリウムの核融合が起こってるってことはまだ最終段階ではないからです。

 

ヘリウムが枯渇して、次の反応に移っていき最終的に鉄が生成されると重力崩壊を起こして大爆発する・・・それまで数万年という宇宙からすれば一瞬なんだけど僕らからすると途方もなく先のことなんですね。。。残念。

 

 

ヘリウムと言えば、アメリカのフロリダ州では野生生物保護と海洋汚染対策のため、ヘリウムガスの使用を禁止するそうです。

 

宇宙で2番目に多いありふれた物質であるヘリウム、とくに人体や環境に悪影響を及ぼすものではない(吸いこんだら声が変わるアレね)のに何故?

 

問題なのはヘリウムガスそのものではなく、ヘリウムで膨らませた風船なんだそう。

 

空に放たれた風船が海に流れ着き、それが海洋生物にとって脅威(ウミガメが飲み込んだり)になるからなんだとか。。。う~む。

 

 

子供のころ卒業の時に手紙と花の種をいれた風船を飛ばしましたが、あれをフロリダ州でやると150ドルの罰金刑になっちゃうぜ。

 

2011年撮影