SKE48の劇場公演を見たい場合、通常であればチケットセンターに登録し、抽選に参加します。
これが極めて一般的な方法で、公演入場者全体の96％がチケットセンター経由での入場です。
SKE48劇場支配人の湯浅洋氏によると、劇場公演への参加抽選倍率は最大30倍になっているとのことです。（生誕祭の有無や公演が行われる曜日、選抜メンバーの公演参加状況、どのチームの公演かなど、様々なシチュエーションに応じて、倍率は大きく変動します。）
公演に入りたくても、上記の理由から、ほとんどの公演観覧希望者が劇場公演に入れない状況が続いているのが現状です。SKE48が好きで好きでどうしても劇場公演に入りたい人にとっては、死活問題となる状況がここ1年間近く続いております。生誕祭が行われる日など、ごくまれに当日のキャンキャン待ち（キャンセル待ちのキャンセル待ちｗ）が行われることもありますが、それすら非常にレアケースです。
どうしても公演に入りたいヲタさんの最終手段が、ファストパス（FP）を獲得しての入場となります。今回の記事では、ファストパスとはなんぞや？ということから、ファストパスへの挑戦方法、そして獲得した場合の座席の位置に至るまで一点の曇りもなく解説していきます。それでは早速今から具体的に解説していきます。もし、今回の記事で分かりにくい点、不明な点がありましたら、コメント下さるか、Twitterでもなんでもいいからメッセージを頂きましたら、分かるように解説したいと思いますので、ご意見ご感想ありましたら、何なりとお申し付け下さいませ。ありがとうございます。
１．ファストパス（FP）とは何なのか？
ファストパスとは、指定されたSKE48の劇場公演へ入場が約束された夢のチケットです。あくまでも、公演入場券の引換券なので、公演料金は別途支払う必要があります。
２．ファストパスの獲得方法
ファストパスを獲得するためには、SKE48劇場があるサンシャインサカエにあるスカイボート（SKYBOAT）と呼ばれる観覧車に乗る必要があります。この観覧車には、スタンプカードがあります。1周約17分、500円の観覧車に1回乗ると、スタンプカードにスタンプを1個押してもらえます。スタンプカードには、スタンプの押印欄が5ヶ所あり、5個スタンプを集めると、1回抽選に参加することが出来ます。この抽選に当たると、もれなく、指定されたSKE48劇場公演の入場引換券ファストパス（FP）をゲット出来ます。自分の入りたい公演ではなく、指定された公演への入場権利となります。
３．ファストパス挑戦の注意事項
初めて観覧車に乗る場合、SKE48劇場公演のファストパスに挑戦する旨、観覧車係員に宣言します。宣言しない場合、スタンプカードを渡されませんので、必ずスタンプカードを作成する旨の宣言をして下さい。また、スタンプカードを作る際には、本人確認書類が必要です。スタンプカードに氏名・電話番号を記入の上、本人確認書類の氏名と相違ないか、観覧車係員のスタッフに認証してもらいます。
観覧車への2回目以降の乗車の際は、観覧車への入場料金支払い時に、係員の方にスタンプカードを必ず提示して、スタンプカードに捺印してもらって下さい。この際、必ず観覧車に乗車する必要があります。スタンプだけ押してもらい、観覧車に乗らないということは出来ません。必ず17分かけて観覧車を1周しなければなりません。また、ファストパスの権利は他人に譲渡することが一切出来ません。1回500円、乗車時間17分の観覧車に5回乗車する毎に1回の抽選に参加出来るのです。つまり500円＊5回＝2,500円の支払い、乗車時間17分＊5回＝85分という、時間とお金をかけた後に、抽選に１回参加出来るというチャレンジになっています。
4．ファストパスの抽選について
めでたく、観覧車へ5回の乗車が完了したところで、初めて、ファストパスの抽選に参加することが出来ます。抽選を行う際にスタンプカードは回収されます。この際、抽選ボックスから珠を引くまでの時間は原則5秒以内となっております。抽選は抽選箱の中に丸い玉が複数個入っていて、球の色によって当たりかハズレかが分かります。黄色がハズレで、その他の色が当選です。もし、あなたの引いた珠の色が黄色の場合、ハズレですから、もう一度、スタンプカードを1から作るところからやり直しです。残念！もう5回、観覧車に乗って下さい。通常、当選の球は1～5個くらいですね。当選の球は、公演ごとにすべて色が異なっております。そして、この色毎に、いつの公演のファストパスなのかが定められています。既に、ファストパスを引いている公演のファストパスを抽選で再度引いてしまった場合には、抽選ボックスから再度引き直しすることが出来ます。
5.ファストパス抽選が行われる日程について
公演の2,3日前に、当該公演のファストパスの当たり球が抽選に出てきます。なお、1公演あたりのファストパスでの入場者数の上限は10名となっています。当選者が10人に達した段階で、その公演のファストパスは終了となります。メンバーの生誕祭が行われる場合など、ファストパスの抽選開始から数時間の後にファストパスが上限に達して終了となる場合がありますので注意が必要です。観覧車上級者になると、次のファストパスが出てくるであろう時間帯に観覧車の前で待機していることもあります。なお、ファストパスが上限に達しない場合、公演開始1時間45分前までに観覧車に乗れば、抽選に参加することが出来ます。この時間を過ぎてしまうと、たとえファストパスの上限枚数に余裕がある場合でも、抽選から除外されてしまいます。なお、観覧車の営業時間は午前11時から、午後11時までとなっています（最終乗車は午後10時45分）。
5.ファストパスの倍率について
抽選ボックスの中にはゴルフボールを１周り小さくしたサイズのスーパーボールが入っています。その珠の数は、少ない時で6個程度、多い時で最大20個くらい入っている時もあります。（球の数が多い時は、当選の球の数も多いです）そのため、どの公演でも良ければ当選確率20%～35％くらいではないかと推察されます。どうしても入りたい公演がある場合の当選確率は、1/6から1/20ということになりますね。私の知り合いのヲタさんは、あるメンバーの生誕祭にどうしても入りたいがために24回目の抽選にして、ようやく当該公演のファストパスを引き当てました。つまり24＊5＝120回観覧車に乗ったことになります。つまり、60,000円を費やした計算になります。そして、1回17分の観覧車に120回乗った訳ですから、34時間観覧車に乗った計算になります。果たして、それだけの時間的・金銭的費用に見合うだけの効果があるのか、自分自身に問いかける必要がある訳です。
6.ファストパス 1ポイントアドバイス
メンバーの生誕・卒業・新公演開始などなど、ある日突然どうしても入りたい公演というものが出てきます。また、人気の公演のファストパスは数時間であっという間に上限枚数に達して終了となります。ですので、いつでもファストパスに挑戦することが出来るように、ポイントカードにスタンプが4個押されている状態の通称「リーチ券」を確保しておくことが公演への近道です。どうしても入りたい公演のために、リーチ券を何十枚と持っている人を何人も知っています。リーチ券があれば、観覧車に1度乗ったらすぐに抽選に参加することができるからです。栄の強ヲタさんは、お昼休みになると観覧車に乗ってます。土日は観覧車に乗っています。そういう強ヲタさんが、栄の劇場公演を支えている観はありますね。
7.当日の観覧座席について
もし、あなたがファストパスを手に入れたならば、公演開始30分前までに、劇場へ行く必要があります。もし、時間に間に合わない場合は、ファストパスの権利が失効してしまいますので注意が必要です。この際に、ファストパスと、本人確認書類を提示して認証を受けて下さい。その後、1～20前後の数字が入ったビンゴのガラガラを回します。ここで出た数字が入場番号になります。例えば、10という数字が出た場合は、101番目の入場となります。4という数字が出た場合は41番目の入場です。決まるのは入場順だけで、座席は全席自由です。ですので、入場順が若い番号なほど良い席を確保できます。
時間とお金の多大なる労力をかけて抽選をした際に、黄色いハズレ球が出た時の悔しい気持ち、そして艱難辛苦に耐え、ファストパスをゲットした際の喜びと感動。これこそが、ファストパスの醍醐味です。そして、このファストパスによる抽選だけが、全48グループにおける自力救済可能な唯一の方法です。本店も難波、博多支店でも、チケットセンターに外れた場合の救済策はありません。栄だけが、どうしても入りたいヲタさんのために、救済策が残されているのです。この観覧車スカイボートこそが、超貴重なSKE48劇場への夢の架け橋となっているのです。一般のヲタさんがチケットセンターに運命をゆだねている間、僕は観覧車に乗って明日の公演に入る夢を追いかけているんだ。
僕らの夢を乗せて、今日も観覧車はまわる。