『堀江貴文氏 大阪講演 文字起こし』レポその3 堀江貴文氏講演☻ | クラウドではたらく社長のアメブロ

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堀江貴文氏 大阪講演「就活で勝ち組になる為に、エンジニアになろう!」文字起こしレポ第3弾ですビックリマーク

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堀江貴文氏 大阪講演 文字起こし
レポその3 堀江貴文氏講演編~
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【講演:堀江貴文】

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よろしくお願いします。

さきほど到着して大阪市の方がいたり、いろんな民間企業の方がいらっしゃったりして、色々説明されたんですがいまいちよく分かっていなんですが(笑)

いろいろやりたいことや夢を持っている人達が集る場所なんじゃないかなと今段々認識しつつあるんですけど。

今日はエンジニア的なスキルを持っているとその後の人生けっこう生きやすくなるねみたいな話をしたいなと思っています。

で、就職がテーマらしいんですけど、私さっき控え室で話していたんですけど、いまいち就職ってなんでみんなするのかよく分かっていないんですよ、いまだにもう40歳になるんですけど。

今まで生まれてこのかた就職ってことを1回も考えたことがなくて。まーバイトはしたことはあるんですけど、この会社に正社員で入社しますみたいなイメージが全然湧かなくて、僕が経営していた会社に入ってくる人たちも、なんでこの人たちうちの会社に入ってくるのかなといまいちよく分かっていなかったっていうところがあって。

まーそれに関して言うと、正直今もよく分かっていなくておそらく自分で事業をやられたほうが絶対いいなと思います。

なぜかというと、twitterとかそういうところで議論になってたりしてたんですけど、どうしても起業は駄目だ派の人がいて、その人とまー別に中が悪いわけではないんですけど、その一点に関してはいつも意見が違うという人とこないだtwitterで議論してたんですけど、いまいちちょっと彼の言ってることがよく分からなくて、そこに関して言うとあんまりこう就職とかひとつのことを決めて何かをやっていく世の中じゃないのかな、これからは特に。

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今までも実はたぶんそうだったと思うんですけど、これからもおそらく自分はこういう人間なんですみたいなものを決めてかかる、ひとつに決めてかかる世の中ではなくなっているのかなと思います。

僕もよく聞かれるんです。最近はなんか僕がいつも嫌な顔するんで聞かなくなった人が多くなってきたんですけど、「堀江さんの仕事って何ですか?」とか「肩書きって何ですか?」とかすっごい聞かれるんですけど、別にそんなのいるの?みたいな話なんですね。

でそういう話し始めると、僕今やってる仕事が多すぎて説明できないんですね。

ロケットも作ってるし、なんか変な出会い系サイトみたいなものを作ろうとしてたりとか、映画作ろうとしてたりとか、はたまたこの間京都行ってきてわらび粉、わらびの栽培ってどうやってやったらいいのかとか。あんまり興味ないですか?わらび。京都の祇園に僕の知り合いがやっている徳屋っていう甘味屋さんがあって、すごい行列のできる甘味屋さんなんですけどそこの名物がわらび餅なんですね。わらび餅ってだいたいその辺の街中とかで売ってるやつって偽物でわらび粉が全然入ってないんですよ。葛粉とかなんか普通にデンプンとかで作られててあんま美味しくないんですけど、わらびって山菜でよく春くらいに見つけたりとかして食べると思うんですけど、あれじゃなくてあれの地下茎なんですよね。葛粉と同じように地下茎からデンプンを抽出して作ったのがわらび餅、本当のわらび餅なんですけどわらび粉がめちゃくちゃ高くて、本当に同じ重さの覚せい剤より高いんじゃないかと言われてるくらい。いやっこれ本当らしいですよ。本当高くて国産のやつなんか絶対手に入んないっていう、中国産のやつがなんとかそれで採算保ってるくらいのやつらしくて、これを太陽栽培技術ができたら大儲けですよ。わらび成金。本当の。本当の話ねこれっ。

葛粉とかはこの辺だと吉野とかで吉野葛が有名ですけど、量産するための技術ができてるんですけどわらび粉僕も色々調べてみたんですけど、デンプンとか。まだ量産技術を確立した人はいないですね。
あれあのわらびを、上の部分を山菜を採って栽培するのは割といろんな論文も出ていて太陽栽培の技術とかも確立されてるんですけど、地下茎の太陽培養というのはなかなかないみたいでそこは研究がこれから必要になってくるんじゃないかと思うんすけど。

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まーそういうのもやろうとしてたりとかして、もうきりがないんですよね。
出来ないけど出来てるんですよ。以外と。以外と出来てるんですよ。
なんで自分の時間とか今僕会社、オフィスとかないんですよね。
だいたいLINEとかで、仕事のグループトークとかで仕事を進めてたりとかするんですけど、それで会社を作るケースもあるし作んないケースもあってジョイントベンチャーみたいな感じでボランティアで集ってやるとか。

例えばロケットなんかもそうで最初みんなボランティアだったんですね。
で今その会社が雇っているフルタイムが3人くらいいるんだけどあと全員ボランティアで、ボランティアの人達が出資して僕が一番お金出してますけど会社を作って。てな感じで仕事がこうやって進んでいくんですけど。

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で、エンジニアの話になるんですけど、さっきのわらびの話もそうなんですけどそれもエンジニアリングの一種だと思うんですね。
そういうことをよく、これもまたレッテルを貼るっていうんじゃないですけど文系なのか理系なのかとか、「堀江さん文系の学部出身なのになんでそんなにパソコンとか得意なんですか?」とか「プログラミングとか何で出来るんですか?」とか聞く奴がアホだなとすっごい思うんですね。

なんでかって言うと僕東大以外だったらどこでも理系の学部受かってたと思うんですよ。たぶん。
東大とか京大クラスじゃなかったら楽勝で受かってたと思うんですけど、東京に行きたくて東大受けたんで。東京の都心にある国立大学って東大しかなくて、まーそれで受けて。キャンパス渋谷じゃねーかよみたいな。渋谷じゃなくて駒場ってとこなんですけで渋谷まで歩いて5分、10分くらいのとこで。僕ずっと九州の男子校にいたんでもういろんなものに憧れを持っていて、東京に行ったら変わるんじゃないか俺はみたいな。全然変わんなかったんですけどね。
で行ったんです。そのために僕は現役で一番受かりやすい大学を選んだだけの話でそれがたまたま文系の学部だった、文系の学部の方が点が取りやすかったからただ単にそこに行っただけで、別に田舎のほうの私立大学の医学部だったら楽勝で受かってたと思うんですけど、じゃーそこに行ってたら堀江さん理系なんですかという話にたぶんなると思います。

それくらいくだらない話であって、理系とか文系とかっていう区別をまずつけるのがむかついてしょうがないわけです。

しかも文系みたいな感じのとこに行った人達がよく言うのは俺はプログラミングなんか絶対出来ないからとかそいうことを言う人がすごい多くて、プログラミングとかエンジニアリング全般に関してなんか出来ないという思い込みがある。これたぶんね完全に思い込みなんです。
でこれ完全に思い込みで実際にやってみると分かるんですけど、例えばLife is Techというのをやっている方がいてそれは中高生向けにプログラミングを教える短期キャンプみたいなやつを何回もやってるらしいんですけど、例えばiPhoneのアプリを作ってみますとか割とこれね簡単に出来ると思うんです。単純なものだったら。
ほとんどテンプレートが用意されてるんで、それに従ってマニュアル通りに作っていけばマニュアル通りのものっていうのは出来るんで。
そっからどうアレンジしていくかはその人の個性とか能力によるんだろうけども、とりあえず作ってみることは出来るんですよね。

そのハードルを越えるか越えないかがけっこう重要で、僕はよく自転車に乗る例えをしてるんですけど、自転車に初めて乗った時のことってたぶん覚えてないと思うんですけど、なんとなく乗れる前と乗れた後ってそんなに自転車に乗るのって難しくないじゃないですか。大体大学の時のクラスで40人くらいいて1人乗れない人がいるかどうかくらいの、自転車ってそんなもんだと思うんです。乗れない人って。
乗れないっていうのは乗るのが怖い、二輪しかないのに何で立てるんだってところを怖がって自転車に乗るのが怖い。そこを越えられないって人が乗れない。だけど乗ってみたらこんなの簡単じゃん、誰でも乗れるじゃんって思う、みなさんそうだと思うんですけど。

プログラミングとかもたぶんそうで、ソフトウェアのプログラミングなんか誰だって出来ると思うんです。
だけど、「えーそんなの絶対無理ですよー。」「堀江さん能力あるから出来るんじゃないですか」みたいなことをすごい言われて。あるいは逆に僕がプログラミングとか出来ると思ってない人もけっこういるんです、
今でもiPhoneのアプリとか作ったことないんですけど、絶対作れると思いますね。簡単なものだったら全然僕作れるわと思いますね。

とか例えば僕ロケットのエンジンを作ってるんですけど、僕が設計してるわけじゃないんだけど設計してる人たちが話してる話は大体分かるわけです。
それは簡単な勉強をすれば、例えば航空工学だったりとかそういったものを勉強すれば大体こういうふうに考えてるんのかなとか分かるんです。

これがすごく大事なことでたぶんこれから仕事をしていく中でそれを知っているか知っていないか、やってるかやってないか経験しているかしていなかはすごく大事なことで、それは文系とか理系とかそういったものとは全く関係なしにそれを体験しているかどうかというところが僕は重要だと思ってます。
なのでここでみなさんRainbowAppsさんの授業とかとったりするんですか?
とにかくやったことがない人は帰ったらXcodeをダウンロードしてiPhoneのアプリとか作ってみたらいいです。XcodeというのはMac上で動くアプリケーション開発プラットフォームなんですけどそんな難しくないです。
ネット上にその解説の記事なんかはXcodeでググったら出てくるんでそういうので作ってみるとか、あるいはハードウェアでも最近は簡単に回路設計が出来るArduinoでしたっけ?Arduino。イタリア製の電子回路が簡単に組めるキットみたいなのがあるんですけど、これを使って例えばうちのロケット開発のメンバーの電装系なんかはそのArduinoを使って試しの設計をやったりとか、レゴブロック使って設計したりとか設計のプロトタイプにしたりとかそういったことをやってるんですが、全然難しい話ではなくて割と簡単な話でやるかやらないか、動くか動かないかというところがすごくに大きいですね。

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RainbowAppsはソフトウェアを作るコースですが、ハードウェアを作るキャンプみたいなものHubカフェとかHubラボみたいなものが今全世界に出来ていて、それは例えばそこに展示されている3Dプリンターとかこういったものが自由に使えるカフェみたいなものが世界中に出来ていてそこでよくそういったセミナーとかをやってるんですね。
自分で何かを企画して、どんなハードウェアでもいいんだけど例えば鉢植えが光の方向に向かって勝手に動くロボットみたいなやつとかを作ったりする人がいるんですが自分でアイデアを出して実際に電子回路の設計とか型みたいなものを作ってみたりしてそれを組み立てて実際にソフトウェアを使って動かしてみたいなことを1回やってるとすごいいろんなものが見えてくると思うんですよ。

今まで何気なく使っていたこのiPhone。これがいかにハイテクだったのか、これってすごいなーって思うと思うんです。何気なくみなさん使ってると思うんですけどこれは技術の推移を組み合わせてよくこんな値段でこんなものが作れるなと思うと思うんです。

MacBookAirとかとかもそうですけど、なんでこんな薄さにこんな機能が、まっほとんど今の電子機器の中身ってバッテリーなんですけどね。
バッテリーにいかに容量を詰め込むか、電気の容量を詰め込むかっていうところがすごく問題になっていて、たまに発火したりとか電池から火吹きましたみたいな話が出てくるんですけどリチウムイオンバッテリーってけっこう危険なんですね。
それはまあ電池全般に言えることなんですけど、ものすごい電池の容量っていうのは増えてきているんで、体積あたりのエネルギー密度がすごく増えていってるんでこれ一歩間違うと爆弾みたいになって、実際昔SONY製のバッテリーとか発火して爆発したりとかしてましたけどああいうことって今でも起こるから、僕らもたまに冗談でロケットエンジンの点火用に使えるんじゃないかみたいな話をけっこう笑い事じゃなくて、わりと安定した着火装置になるんじゃないかみたいな話をしてたりするんですけどね。
ロケットエンジンって地上からローンチする時はいいんですけど、2段目とか3段目とか空気がすごい薄いところでしかも振動しながら動いている機体の中で着火をするんでけっこう難しいんですよね。2段目の着火って。けっこう2段目の着火失敗してロケット全体が失敗しちゃうケースってけっこうある。

例えばイーロン・マスクさんて人がスペースXっていう会社をやっているんですアメリカで。彼は僕の1個上でもともとPayPalっていう有名な電子決済システムなんですけどそれをeBayっていう世界最大のインターネットオークション会社に売ってその金でロケットエンジンの会社を作って、ロケットエンジンの会社作ったのは2002年なんですけど、初めて燃焼試験に成功したのは2004年で2007年に初めてのロケット打ち上げに成功するんですけど、1回目のファルコン1っていう1台目のエンジンは2段目の着火が遅れたのかなんなのか分かんないですけどそれで失敗して4機目くらいで初めて成功するんですけど、その後すごい快進撃でその後2009年か2010年にファルコン9っていうファルコン1を9個束ねたものを出して、それで今国際宇宙ステーションに物資を持って行ってその後地上に残りかすというか廃棄物とか大気圏に再突入して回収するみたいなところまで一民間企業がそこまで出来るようになっている。

それをもともとインターネットのベンチャー企業をしていた人たちが作ってそうやって会社やってるっていうのが僕はすごく面白いなと思っています。

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日本のITベンチャーの人ってあまり宇宙に興味がなくて、この差は何なんだろうなと思ったりもしたんですけど、アメリカはイーロン・マスクさんもそうですけどGoogleの創業者のセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジもものすごい宇宙のことに対して投資をしていて例えばGoogle Lunar X Prizeというのを今やってるんですけど、月に宇宙船を送り込んで月面を何百メートルだか走ってアポロの残骸かなんかの写真を撮って地球にその映像を伝送できたら2000万ドル賞金がもらえるみたいなやつをやってたりしてしてるんですね。あとロシアの宇宙船の製造ラインこれはたぶんセルゲイ・ブリンのほうなんですけど、資金を提供してロケットエンジンの製造ラインを増やそうっていうことをやってます。これはそういう工場とかを作ったりとかする経験があるとよく分かるんですけど工場って作るのにすごい投資が必要なんですね。

今有人で人間を宇宙に持って行ける能力があるロケットを作っている国って中国とロシアだけで中国はまだ国家プロジェクト的に超優秀な宇宙飛行士、中国の宇宙飛行士って口臭かったらなれないっていうくらいすごい選抜で超優秀、超エリートみたいな人しか宇宙に行ってないんですけど、ロシアは金払えば誰でも乗せるよみたいな。割とロシアは科学者の力が強くてアメリカと違って、アメリカってどっちかというとヒーローを作りたがるというか宇宙飛行士をヒーローに仕立て上げて彼らの力で政治力を上げて予算を獲得してロケットを打ち上げてることが多かったから、なんか手動で操縦できるようにしろとかけっこう言うんですよね。
そういう話、ライトスタッフっていう映画があるんですけど超名作なんで是非見てほしいんですけどそれなんかに描かれてますけどロシアもアメリカも最初に宇宙に行ったのは人間じゃないんでね。ロシアは犬、アメリカは猿が最初に宇宙に行ってるんです。猿でも宇宙飛行士って実は出来るんですね。

そういう話があってロシアの宇宙船って誰でも乗れる、犬とか猿でも乗れるんだから人間だって乗れてロシアの宇宙船て完全自動操縦なんですよね。
地上の管制が結局指令を出すんで誰でもいいんです。宇宙飛行士がいなくても動くようになってるんです。でお金を出せばシートを買えるみたいなところがあって今まで11人くらい宇宙飛行士じゃない宇宙観光者みたいな人がお金を払って行っている。
昔はね安かったんですよ。1人あたま15億円くらいだったんです。

最初行ったの日本人なんですけどTBSの記者だった秋山さんって方が1989年に行ってるんですけど、それが初めてで15億円くらい、まー会社が払ったんでしょうけど。その後それを見たアメリカ人、エリック・アンダーソンっていう人がいてそのエリックがスペースアドベンチャーズっていう会社を作って、「何だ日本人、ロシアのソユーズのシート買えてるじゃねーか」となりロシアに交渉したら、3人乗れるんですけどその内の1人の権利を毎年2席買えるようになって。それがスペースシャトルっていうのが終わっちゃってアメリカが宇宙に人を送れなくなっちゃたもんだから、その分のシート、スペースシャトルって一回で7人もいけるんです。その分のシートをロシアから買うようになったんでシートが無くなちゃって今1人約70億円かかるんです。
シートが限られてる中でものすごく需要が大きくなったわけですね。
今までアメリカがスペースシャトルで年間マックスで3,4機打ち上げてたと思うんですけど20数人送ってたものがロシアのしか行けなくなっちゃったから株が暴騰しちゃったわけです。なので行けなくなっちゃった。

でもその製造ラインを増やせば有人タイプのソユーズってあるんですけど、そのラインを増やすのにロシアは及び腰なんですね。
なぜかというとずっとその需要があるか分かんないから、ラインを作るのに100億200億投資して回収できるかっていったらなかなか難しいから作らない。だからセルゲイ・ブリンが金を提供して作らせてるんですね。

Amazonのジェフ・ベゾスとかもそうだし何社も宇宙の事業に力を入れてるんですけど、日本人のIT起業でけっこうお金持ってる人達僕けっこう知り合い多いんですけど、「一緒に宇宙やろうよっ」て言っても「いや~宇宙は~、、、勘弁してください」勘弁してくださいって僕は不思議でしょうがないんですけど。

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話飛びますけどこれから世の中を変えていくのは技術だと思ってるんですね。

今日これから大阪市長の橋本さんと政治の対談をするんですけど、僕も昔選挙に出たことがあってそん時は政治家になって日本とか世界を変えてやろうと思っていたんですが、今ねすごく興味があるのはやっぱり技術なんですね。

原点に立ち直って今まで世の中変えてきたのは何だろうなと思ってたんだけど、やっぱり技術なんだなと思うようになって。
つまりエンジニアリング能力がある人が新しい技術を開発して世の中を変えていってるんじゃないかなと。政治で変わってるんじゃなくて政治は後からついてきてるだけなんじゃないかというのを思ってきたんです。

たぶんこれが正解なんだろうなと思っていて、ちょっと古い歴史を紐解くと例えば農業というテクノロジー、農業より古い例えば狩りをしてきました。イノシシ捕ってきました。昔は生肉をむさぼり食ってたんだと思うけどそれに火を通してみるとタンパク質の物体構造が変わってすごくおいしく食べられるようになったていうところに気づいたり、まーいろんな気づきがあったんでしょうけど。例えば発酵技術であったりそれでお酒が作れるようになったり、いろんな微生物の知識がない時から経験予測でエンジニアリングをしてたと思うんだけどもそういったものに気づいたりとか。そのあと農耕とかに気づいて、なんか今までそこらへんに生えていた草の実がなんか腹持ちいーなーみたいな感じで麦とか米とか食ってたと思うんですけど、それもこれ、じゃー種植えといたら生えてきてるじゃんみたいな話で、それをそのへんにいっぱい植えとけば飢えることないんじゃないかみたいな話から農業が始まったと思うし、まーその後も産業革命で蒸気機関が発明されたりとかその後電気なんかが発明されてたりいろんな物が発明されてここにいたるわけですけど、一番最近の発明でいうとインターネット。
インターネットはもともとアメリカのダーバーっていうどっちかというと陸軍かなんかの傾向の機関で核戦争がおきてもダウンしないネットワークを作るにはどうしたらいいのかっていう研究から生まれたものがインターネット。昔はアーパネットって言ってたんですけど。まーそういうものが生まれたりとか最近で言うとそこにある3Dプリンターも1つだと思うんですけど。最近ブームになっているんだけで割とけっこう前からあるんですね3Dプリンターって。ただそれが安くなって普及してきたっていうのがあって。僕最近最初3Dプリンターってブームになる前から知ってたんでなんで今さらっていう感じだったんですけどやっぱり普及してくると意外な使い道っていうかいろんな使い道をみんなが考えて面白いことやってるんですね。

例えば僕こないだ日本で最先端みたいな工場見てきたんですけど、ここでは鋳物を作っていたんですね。鋳物って金属の鋳物です。

あれは元々砂で型を作ってそこに金属を流し込んで鋳物って作るんですけど、最近その砂をレーザーで3Dプリンター的に積層してすごい細かな造形を作ってその中に金属を注入するみたいなことが行われてたりするんです。
これからはハイテク部品、例えばハイブリットエンジンのモーターケースとかそういったものがそういう複雑な3D構造を持つものが量産されてたりとか、安価で量産できるようになっていてけっこう使われ方とかが変わってきている。

例えば最近は3Dプリンターで人間の臓器を作れるようになったり、食べ物を作ろうとかいろんな面白い試みが出てきてるんですけど。まーやっぱりそれ1つ1つやるだけで生活の中ですごく大事なものが作られ方が変わったりとか社会全体にいろんな例えばファブカフェみたいなものができてDIYで自分に身の回りのものを作ってしまおうとかそういう動きが出てきたりして社会の構造って技術が変えてんじゃないかなと僕は思っているんです。

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世の中を変えてより快適に、もっというと夢のある社会っていうのが大事だと僕は思っているんです。

これ何かっていうと人間って衣食住が満足、けっこうみなさん満足してると思うんすよ。
なのに日本は閉塞感があるなみたいな話になるのは夢がないからだと思うんですよね。
夢って未来の希望みたいなものでなんかワクワク、ドキドキするようなものじゃないかなと。継続的に。

よく昔昭和30年代、40年代の日本は良かったなんて言う人たちのノスタルジーってなにかというと未来は確実に良くなるはずだ、だし実際未来は良くなった、それに対して自分たちが夢をもって一生懸命生きることができた。

だけど今は夢が無いよね、みんな思ってる。

これは以外にそんなことなくて単純にみなさんがそういうふうに思っていただけで技術的なイノベーションっていうのが進んではいたんだけど、それを実行に移すための仕組みっていうのがどっちかっていうと公共的な部分、国家だとか地方自治体に寄りすぎていた。

国家プロジェクトで今まではいろんなものに投資して、例えば宇宙開発もそうなんですけど、だって40年以上前にアポロが月に行ったって言われても「信じられないよっ」て言う人が多かったりして、アポロが月に行った捏造論みたいなものがけっこう本気で信じてる人もいて、議論になってなんか殴り合いになりそうなくらい「行ってないよ!」っていう人がいて。なに言ってんのおまえ?みたいな話になったりするんですけど、「だっておかしいじゃん!」みたいな「40年以上も前に月にいけるはずがないでしょ人間が、そんな大昔に」みたいな。

それはやっぱり国家が主導してアメリカみたいな超大国がソ連とバチバチ宇宙開発競争をやったことによって実現できたことであって、技術的には相当背伸びをしたと思うんですけどその技術的な背伸びが出来る環境っていうのはあったわけですね。
それをじゃーこの世の中で現在作れるのか作れないのかっていうと、僕は作れるようになったと思うんですね。


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例えばクラウドファンディングのやり方とかソーシャルネットワーク、僕は実際そういうものを活用していろんな事業、ほぼ超小組織なんですけど僕と僕の回りにいるマネージメントやってる人間が2,3人みたいな状況で20個も事業なんで立ち上げられるのかっていったらソーシャルネットワークとかクラウドファンディングとかいったものをうまく活用してやっているからなんですね。
技術が本当に世の中を変えるためには何が必要かっていうと、ただその技術を誰かの金に頼って細々とやってることではないんです。

例えばよく研究者の方々がよく言うのは「最近予算が減らされて」みたいな。お金をもらうもんだと思ってるんですね。
それに対してけっこう批判をしたら以外とまともにそういうの受け止めてくれる人とかいてあがっちゃったんすけど、この間大学いってきてクマムシを研究している人に会ってきたんですけど、その人なんか本当俺の言ってること真に受けちゃって。クマムシっていうのは微生物でダニよりちょっと小っちゃいくらいの肉眼で見えるくらいの生き物なんですけど、乾燥状態にすると冬眠みたいな状態になって宇宙空間に離しても死なないっていうとか、-180℃とかそういう環境にさらしてもその後また常温に戻して水かけると復活するとか、そういう特性を持ってる動物が若干いるんですけどその内の1つで1番最強って言われてるのがクマムシなんですけど。
それの基礎研究をやっていて、まっそれはね将来的にはなんか冬眠した時人間の臓器を凍結乾燥状態にして長持ちさせるみたいなことが出来るようになるのかもしれないけどそれはまだ遠い遠い未来だと、分かんないすよ近い未来出来るようになるかもしれないけどまだ基礎研究の状態だから全然そこでは応用してお金にすることができないんですけど、その状態でマネタイズしないといけないと思い込んじゃってクマムシちゃん、クマムシさんグッズみたいなぬいぐるみを作ったりとか。これがけっこう売れてるらしくけっこう金になってるらしくて、何十万っていうレベルで売れてるらしいんですけど。とかクマムシメールマガジン、クマムシ有料メールマガジンみたいなのを作って会員が180人くらいいるとか、もっといるかもしれないですけどそれで「年間それなりの売り上げをあげて研究費の足しになってます」みたいな、「堀江さんのおかげです」なんて言われたんですけど、すごいね君みたいな(笑)基礎研究でそんなマネタイズしちゃうんだって。

でもそういう人たちが増えてくることによってエンジニアリングに興味を持ってそういうものを学んで実際に実践して、でそれで世の中を変えてやるにはそれを社会にどういうふうにアプライしていくかっていうところが重要でそこではお金が動くし大きなことをやろうと思ったらそれなりの色んな人たちがからんでこないといけないしお金もかかる。
だけど将来に向けての明確なこうなればいいなっていうものがあると僕以外と実現できちゃんじゃないかなと思ったんですね。

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例えば今度東京と名古屋の間にリニアモーターカーが走る、あと20年後くらいにできると、もうちょっと早かったかもしれないですけどできるらしいと、大阪まで延伸されるらしい。
リニアモーターカーって僕が生まれたくらいの頃から、最初ずっと宮崎ってところに実験線あったんですけど、今山梨に実験線があるんですけどずっと研究しっぱなしなんですね。
なんで実現できなかったっていうとお金がなかったからできなかっただけなんですよ。単純に。
だけどJR東海になって東海道新幹線がめちゃくちゃ儲かっちゃったんで。「これでなんかさ東海道新幹線のキャッシュフローで返せちゃうんじゃね?」みたいな話でそこで資金調達をしてリニアモーターカーめでたくできることになりました。
それを国家プロジェクトでやってたら税収が伸び悩んでるこの日本ではとても無理だったと思いますけどそれがいくようになった。

とか私が今ロケット開発やってるのが何かっていうと、これインターネットがなぜ普及したのかっていうのと一緒で、インターネット昔めちゃくちゃ高かったんですよ繋ぐのとか。みなさんあまり分からないかもしれないですけど今の10万分の1くらいのスピードで今の何十倍みたいなお金を払わなければいけなかったんです。
だけどみなさんが普通にスマートフォンでインターネットを繋いでいますけどこんなことができるようになってのは安くなったからなんです。

だからロケットも安くなったらみんな宇宙に行くようになると思うんです。
今1人70億円ですけどこれが例えば70万円とかになったらみんな行くようになると思うんです。なんとか出せるなー70万だったらみたいな感じで。
そうするとインターネットで今スマートフォンでおもしろいアプリを作る人がいるように宇宙で何かおもしろいことをやるやつがいっぱい出てくると思うんですよね。そういう環境を作りたいなと思ってやってるし宇宙でおもしろいことをやる人たちが出てくるといろんな夢が出てきて世の中活性化するかなと思ってるし、そういうようなことって実は他にもいっぱいあっていろんなビジネスの種っていうかおもしろい種ってあるんですね。

例えば人間の体の中を知る、DNAってヒトゲノム解析みたいなのを10年くらい前に全部ヒトゲノム読めましたーみたいな話でてましたけど全然そんなことはなくて、あれの時に読めたのはDNAの本当の設計図だけで設計図の一番最初の部分、とっかかりっていうかスタート時点の図がやっと見えただけでそれをどのようにして人間の体が組み立てられていくのかとかそういったものって実はまだ全然よく分かってないっていうのがやっと最近分かり始めてきたみたいな状況なんすよね。よく聞いたことあると思うんすけどDNAのほとんどがなんかジャンクコードって言われる役に立たない、実際に人間の体を紀律してない部分なんじゃないかって今までずっと思われてきたんだけどここ何年かで分かったのはそこから生まれてくるなんかジャンクなたんぱく質がDNAのカッターの役割をしているとか、全然分かってないじゃんみたいな感じになってきているんですけどそこも今すごいフロンティアだったりとかいろんなニーズの種みたいなものは世の中にあふれていてそれを研究する研究者って不足しているんですね。

是非そこは研究とかエンジニアリングとかにどんどん入っていってほしいし、それを社会に広げるためのインフルエンサーというかそういった人たちに是非なってほしいなと。自分が生きていく上で生活設計がどうとか考えることがあると思うんですけどみなさんちょっと年配の方もおられるんですけど全体的に若いと思うんで年金の心配とかしないで。
けっこーねーこういう話するとなんか何なの心配事は?みたいな話になっていって25歳くらいの女の子が「年金が心配です」みたいな話をしだすから、もーえー年金ー!みたいな(笑)俺40歳だけど年金の心配なんかしてねーよみたいな話とかをするんですけど年金の心配なんかしてるとロクなことないんで、未来に負い去らればれてしまった冴えない自分を想像して鬱になるみたいな話に絶対なると思うんで未来は絶対明るいって信じて、まー明るくないのかもしれないけどいやっ絶対明るくしてやると信じて。

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でそのためにはやっぱりエンジニアリングスキルっていうのは自転車と乗るのと同じくらい簡単なんで、そういったものを身につけて社会を変えるべくより良くすべく活躍してほしいなと思います。

社会が良くなると全員がニコニコしだして雰囲気がよくなって、以外と自分だけ幸せってつまんなくて回りの人たちが幸せじゃないとつまんないと思うんでそういうふうに生きてほしいなと思ってます。

まー大体こんな話で終わったんですけどいかがでしたでしょうか?

ありがとうございました。


レポその4 東京講演へつづく



【大阪講演出演者プロフィール】
堀江貴文
SNS株式会社 ファウンダー
ライブドア元代表取締役社長。東京大学在学中、ライブドアの前身「オン・ザ・エッヂ」を設立。2004年に社名を「ライブドア」に変更、旧近鉄バッファローズの買収を表明して脚光を浴びる。2005年、ニッポン放送の筆頭株主となり、グループ会社のフジテレビと騒動に。2006年、証券取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕され、2007年に懲役2年6月の実刑判決。2011年、最高裁が上告を棄却。同年6月20日に収監。
2013年3月27日に仮釈放。現在は自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に幅広い活躍をみせる。
メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の読者は1万人を越える。
http://ch.nicovideo.jp/horiemon/blomaga
著書 「拝金」「刑務所なう。」「0311 再起動」など
Twitterアカウント:@takapon_jp


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Tehu
肩書き:クリエイター・パーソナリティー
現在、灘高校3年生。中学生の時に、iPhoneアプリ開発を始め、累計180万ダウンロードという大ヒットアプリ「健康計算機」をリリースし、マスコミに取り上げられる。現在は開発・デザイン・映像制作など、マルチクリエイターとして、テレビ・ラジオ・講演執筆や、大人気インターネット生放送番組の企画/出演など、多岐に渡って活動。
公式Blog:http://blog.allnightnihon.com
公式Twitter:https://twitter.com/tehutehuapple


スーパーIT高校生"Tehu"と考える 創造力のつくり方


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堀江貴文の「就活で勝ち組になるために、エンジニアになろう」
テーマ「就活で勝ち組になるために、エンジニアになろう」に題し、主に就活生と転職希望者・エンジニアを目指す人を対象にして、スマホやクラウド時代の新しい働き方や企業の選び方、就職活動についてのイベントを東京・大阪で開催しました。
ご来場の皆様、また関係者の皆様のおかげをもちまして、大盛況のなか終了することが出来ました。お越し頂きましたお客様、本当にありがとうございました!!
http://school.rainbowapps.com/event/horie/

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8/4 RainbowApps 堀江貴文の「就活で勝ち組になるために、エンジニアになろう」東京講演@リクルートGINZA8 写真集はこちら

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7/18 RainbowApps大阪 堀江貴文の「就活で勝ち組になるために、エンジニアになろう」@大阪イノベーションハブ 写真集はこちら

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■ 堀江貴文氏 大阪講演「就活で勝ち組になる為に、エンジニアになろう!」
<主 催>RainbowAppsスクール大阪
http://school.rainbowapps.com/osaka
<共 催>大阪市都市計画局(大阪イノベーションハブ)
http://www.innovation-osaka.jp/ja/
<運 営>LINE-UP株式会社
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